タイトル | マイクロチャネル乳化による機能性成分を内包した高品質食品用エマルションの高効率作製法 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門 |
研究課題名 | |
研究期間 | 2015~2018 |
研究担当者 |
小林功 Nauman Khalid Ana Paula Eskildsen Paganoa Marcos A. Neves Erick Leite Bastos 中嶋光敏 植村邦彦 |
発行年度 | 2018 |
要約 | マイクロチャネル乳化技術の利用により、機能性成分を内包した単分散エマルションを高効率で作製する方法である。作製されたエマルションおよび微小油滴に内包された機能性成分は、いずれも高い保存安定性を有している。 |
キーワード | マイクロチャネル乳化、機能性成分、微小油滴、生産性、保存安定性 |
背景・ねらい | 食品の高付加価値化を実現するうえで重要な要素として、マイルドな加工プロセスによる高品質化ならびに製造された食品の変質、劣化が抑制された高安定化が挙げられる。高品質な乳化食品を製造するためには、加工時の温度上昇、変質、および劣化が生じにくい乳化技術の利用が有効である。また、乳化食品に含まれる微小液滴のサイズ分布は、製品の外観、物性、保存安定性等に影響を及ぼすことが知られている。マイクロチャネル乳化は、極めてマイルドなプロセスで均一サイズの微小液滴を含む単分散エマルションを作製可能な先進乳化技術である。マイクロチャネル乳化では、独特な微細構造を持つマイクロチャネルを介して液滴材料(分散相)を連続相中に圧入した際に、油水界面が自発的に変形して微小液滴が作製される(図1a)。マイクロチャネル乳化の利用により、熱や酸素等の外部環境に対して不安定な機能性成分を内包した高品質かつ高安定なエマルションの高効率作製が期待される。ところが、マイクロチャネル乳化の食品応用に重要な機能性成分を利用した際の液滴作製挙動や品質安定性については、明らかになっていない点が少なくない。本研究では、マイクロチャネル乳化を利用して、機能性成分を内包した食品用エマルションの作製特性および物理的・化学的安定性を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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カテゴリ | 加工 機能性成分 高付加価値 大豆 レイシ |