口蹄疫ウイルスO/JPN/2000弱毒株は豚に水疱病変を形成しない

タイトル 口蹄疫ウイルスO/JPN/2000弱毒株は豚に水疱病変を形成しない
担当機関 (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究部門
研究課題名
研究期間 2013~2017
研究担当者 山田学
深井克彦
森岡一樹
西達也
山添麗子
北野理恵
嶋田伸明
吉田和生
菅野徹
坂本研一
山川睦
発行年度 2018
要約 口蹄疫ウイルスO/JPN/2000弱毒株を豚に経口接種した場合、感染はするものの、発熱以外の症状を示さず、水疱病変を形成しない。また鼻汁や唾液へのウイルス排泄もみられない。
キーワード 口蹄疫、口蹄疫ウイルス、豚、病理組織学、免疫組織化学
背景・ねらい 口蹄疫のワクチンは、発症を抑えられるものの、ウイルスの感染や排泄を抑えられないことが知られている。この問題の解決に向けて新規ワクチンの開発が望まれているが、そのためにはウイルスの弱毒化とその機序、そして弱毒化したウイルスの病原性にかかる知見を蓄積する必要がある。2000年に宮崎県で口蹄疫が発生した際に分離されたウイルスO/JPN/2000株は、培養細胞で継代を数回繰り返すことで弱毒化する性質を持っている。本研究は、この性質を利用し、病原性の低くなったウイルスを用いた豚の感染実験を通じて新規ワクチン開発のために基礎的データ収集を行うことを目的としている。
成果の内容・特徴
  1. O/JPN/2000弱毒株に感染した豚からは鼻汁や唾液へのウイルス排泄は認められない(表1)。
  2. O/JPN/2000弱毒株に感染した豚は発熱以外の症状を示さず、水疱病変を形成しない(表1、図1、2)。
  3. 経口接種1日後に足の蹄冠部や蹄球部の皮膚にみられたウイルス抗原は接種3日、6日後において減弱、消失する(図1、2)。感染しても十分に増殖することが出来ずに水疱病変形成に至らないことが示唆される。
成果の活用面・留意点
  1. 得られたデータは口蹄疫防圧のための新規ワクチン開発に活用できる。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010029754
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