漁業用カッパ型の軽労化支援スーツの試作

タイトル 漁業用カッパ型の軽労化支援スーツの試作
担当機関 (国研)水産研究・教育機構 水産工学研究所
研究課題名
研究期間 2016~2020
研究担当者 高橋秀行
発行年度 2018
要約 漁労作業において多発する上半身の前屈姿勢の際の腰部負担を軽減する方策として,漁業用カッパ(サロペット)型の軽労化支援スーツを試作した。
背景・ねらい 上半身を前傾させた姿勢での作業などを頻繁に行っていると腰痛になるリスクが高まる。このリスクを軽減する方策として,腰部に弾性材と呼ばれるバネのような機構を搭載し,作業時の腰回りの筋肉の働きをアシストする軽労化支援スーツがある。軽労化支援スーツは介護分野などで広まりつつあるが,漁業では普及が進んでいない。漁業で軽労化支援スーツを広めるには,漁業者が普段から着用しているものと一体化させれば良いと考え,同スーツの研究を行っている北海道大学,製作販売を行っている(株)スマートサポートの協力のもとで漁業用カッパ型のスーツを試作した。
成果の内容・特徴 弾性材としてゴムベルトを用いた軽労化支援スーツであるスマートスーツ((株)スマートサポート製)の基本構造をベースとして,防水加工されたナイロン製の布地でパンツ部と胸当て部を作り一体化した。通常のスマートスーツは肩,腰,ももで身体に固定するが,漁業用カッパ型では脚部がパンツ構造になっているため土踏まず部で固定する方式とした。スマートスーツと同程度の手間で装着することが可能となっている。
成果の活用面・留意点 過度に身体負担の高い作業は機械化することが理想的だが,漁獲物の量や質などによって作業内容が変化する漁業では全てを機械任せにするのは困難である。そのような場合には軽労化支援スーツが有効な対策になると考えられる。漁業者にとって使いやすい形態の軽労化支援スーツとすることで普及が進めば,漁業者の職業病とも言われる腰痛のリスクが減り,高齢の漁業者の就業継続や,若年漁業者の新規就業の増加に貢献することが期待される。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010029606
カテゴリ 加工 機械化 軽労化 もも

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