タイトル | 分娩後306日以降の生産乳量を精度よく推定する泌乳曲線の作成 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター |
研究課題名 | |
研究期間 | 2015~2017 |
研究担当者 |
山崎武志 武田尚人 佐々木修 |
発行年度 | 2017 |
要約 | 分娩後305日までの遺伝的な泌乳曲線情報(回帰係数)を説明変数とした重回帰式は、306日以降の個体ごとの泌乳曲線を高い精度で予測できる。これにより、分娩後306日以降の生産乳量の予測が可能となる。 |
キーワード | 乳牛、泌乳曲線、乳量 |
背景・ねらい | 一般に乳牛の生産効率を最適にする搾乳期間および乾乳期間(搾乳終了から分娩までの期間)は、それぞれ305日および60日程度とされてきた。しかし、遺伝的な改良による産乳能力の向上により、305日よりも長い搾乳期間が最適となる個体の増加が示唆されている。しかし、現状の乳牛の乳生産能力評価は305日間で行われていることから、生産効率を最適にする搾乳期間を決定するためには、306日目以降の乳量を予測する必要がある。 わが国は、個体ごとの乳生産能力の評価手法として、分娩後305日までの検定日乳量(牛群検定で収集される毎月の日乳量)から個体ごとの泌乳曲線(分娩後の経過にともなう日乳量の推移)を推定する手法を採用している。日乳量は前日までの影響を強く受けることから、分娩後306日以降の個体ごとの泌乳曲線や日乳量は、305日までの泌乳曲線情報を用いて予測できる可能性がある。そこで、個体ごとの分娩後306日以降の泌乳曲線を305日までの泌乳曲線情報から予測する手法を提案し、その精度を検証する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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カテゴリ | 乳牛 |