タイトル | 遺伝子組換えカイコの養蚕農家での飼育システムの構築と実現 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 生物機能利用研究部門 |
研究課題名 | |
研究期間 | 2010~2017 |
研究担当者 |
河本夏雄 津田麻衣 飯塚哲也 岡田英二 平山力 瀬筒秀樹 田部井豊 行弘研司 冨田秀一郎 桑原伸夫 伊藤寛 池田真琴 下田みさと 木内彩絵 |
発行年度 | 2017 |
要約 | 緑色蛍光シルクを作る遺伝子組換えカイコについて、第一種使用規程の承認を得て、遺伝子組換えカイコとして世界で初めて養蚕農家での実用的な飼育を可能にすることにより、新たな価値を有する蚕業創出に先鞭をつける。 |
キーワード | 遺伝子組換えカイコ、蛍光シルク、農家飼育、生物多様性影響評価 |
背景・ねらい | 中山間地や離島において基幹産業である農林水産業の弱体化が深刻化する中で、遺伝子組換えカイコを利用した新たな機能性シルク素材の産業化が期待されている。これまでの一般的なカイコ品種をはるかに超える高い付加価値を実現するためには、遺伝子組換えカイコの導入が必要である。 そのうえで、蛍光シルクなどの高機能シルクを生産する遺伝子組換えカイコを養蚕農家に導入するためには、カルタヘナ法が定める第一種使用等としての実施が求められているため、生物多様性への影響のおそれがないことを示して大臣承認を得る必要がある。 緑色蛍光シルクを生産する遺伝子組換えカイコ(以下「本遺伝子組換えカイコ」という。)について、関連する行政部局とも丁寧に連絡を取りながら、生物多様性への影響のおそれがないことを科学的に示し、第一種使用規程の大臣承認を得て、一般の養蚕農家での飼育を可能にする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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カテゴリ | カイコ 機能性 中山間地域 品種 フェロモン モニタリング |