タイトル | 小麦ふすまにはオリザノール様成分が米ぬかに匹敵する高い濃度で含まれている |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 食品研究部門 |
研究課題名 | |
研究期間 | 2015~2016 |
研究担当者 |
都築和香子 |
発行年度 | 2016 |
要約 | 小麦中オリザノール様成分の抽出法及び定量分析法を確立して、小麦穀粒内の濃度分布を調べた結果、小麦ふすまには、米ぬか中のオリザノール濃度に匹敵するほど高い濃度のオリザノール様成分が存在する。 |
キーワード | 国産小麦、オリザノール様成分、ステリルフェルレイト、ふすま、全粒粉 |
背景・ねらい | 米ぬかに含まれるオリザノールは、ファイトケミカル(植物性化学物質)の一種で、フェルラ酸に各種の植物ステロール又はトリテルペンアルコールがエステル結合した化合物の総称である。ヒトに対する生理機能も詳細に調べられている米ぬかオリザノールは、抗酸化剤として食品及び化粧品に、さらに高脂血症薬、向精神薬、中枢作動薬等の医薬品にも用いられている。この植物ステロール又はトリテルペンアルコールのフェルラ酸エステル化合物(以後、オリザノール様成分と記載)は、小麦、ライ麦等にも存在すると報告されているが、日本では、ほとんど利用されていない。そこで、本研究では、穀類に含まれるオリザノール様成分の分析法及び抽出法を確立し、国産小麦穀粒での局在性を調べることにより、その有効利用に道筋をつけるとともに、全粒粉等の持続的摂取による国産農産物の高付加価値化を目指している。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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URL | http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010028999 |
カテゴリ | 高付加価値 小麦 品種 ライ麦 |
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