タイトル | キヌアの標準自殖系統とゲノム配列 |
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担当機関 | (国研)国際農林水産業研究センター |
研究課題名 | |
研究期間 | 2015~2016 |
研究担当者 |
藤田 泰成 安井 康夫 平川 英樹 森 正之 田中 努 |
発行年度 | 2016 |
要約 | 分子レベルでの解析に適した遺伝的に均質なキヌアの標準自殖系統を開発し、キヌアのゲノム(生物の設計図)配列を世界に先駆けて解読した。これらの成果は、優れた環境適応性と栄養特性をもつ作物の開発に貢献するものと期待される。 |
キーワード | キヌア, ゲノム配列, 次世代シーケンス, 自殖系統 |
背景・ねらい | キヌアは南米アンデス地方原産の作物で、干ばつなどの不良環境に対する適応能力が高いだけでなく、きわめて高い栄養価と優れた栄養バランスを持つため、食料安全保障上の重要性や消費者層の拡大が注目されつつある。しかしながら、キヌアは、一つの株に両性花と雌花を持っているため雑種になりやすい上にゲノム構造が複雑であることから、遺伝子レベルの解析が進んでおらず、キヌアの環境ストレス耐性や多収性、栄養特性等を利用した作物改良は進展していない。本研究では、分子解析に好適な標準自殖系統(キヌアの標準的な特性を持つ純系の系統)を確立し、次世代シーケンス技術を適切に組合せることにより、キヌアのゲノム概要配列の解読を目指す。本成果により、キヌアの環境ストレス耐性や多収性、栄養特性等を利用した作物改良が加速することが期待される。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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オリジナルURL | https://www.jircas.go.jp/ja/publication/research_results/2016_b03 |
カテゴリ | アマランサス 多収性 てんさい DNAマーカー データベース 品種 品種改良 ほうれんそう |