タイトル | 低コストで高強度な建設足場資材を利用した園芸ハウスの寒冷地への適用 |
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担当機関 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構 西日本農業研究センター |
研究課題名 | |
研究期間 | 2013~2016 |
研究担当者 |
吉越恆 長﨑裕司 川嶋浩樹 松田周 杉浦誠 有馬宏 太田祐樹 鈴木朋代 千葉彩香 川村浩美 山田修 森山英樹 |
発行年度 | 2016 |
要約 | 建設足場資材利用園芸ハウスは低コストであり、積雪を考慮して屋根勾配を20度以上とした構造とすることで、滑雪性が高まり積雪による倒壊を回避できる。さらに、ハウス内に保温カーテンを設置することにより、寒冷地における施設生産に対応できる。 |
キーワード | 園芸用ハウス、低コスト、高強度、建設足場資材、保温カーテン |
背景・ねらい | 東日本大震災の被災地である岩手県沿岸南部地域では、担い手の育成を図りながら施設園芸を核として農業復興を加速し、新たな食料生産地域として再生する取り組みが行われている。同地域は、リアス式海岸特有の山が海に迫る地形が多く、狭あいで傾斜の多い地形であることから施設の大規模化が困難である。また、夏作に有利な夏季冷涼な気象特性を有する一方で、寒冷地であることから秋作から冬春作にかけては保温対策が必要である。 温暖地中山間地域における中小規模施設園芸向けのハウスとして開発した建設足場資材利用園芸ハウス(H22年度研究成果情報など)は、傾斜地や不整形な圃場に建設可能であり、耐風速35m/s以上とされる鉄骨補強型パイプハウスと同程度の強度を有するとともに、その約8割のコストで施工できることから、震災からの復興に資する技術としてその適用が期待されている。そこで、建設足場資材利用園芸ハウスについて、寒冷地や西日本の高冷地において適用可能な仕様を開発・実証して施工手順を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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カテゴリ | 傾斜地 コスト 施設園芸 大規模化 中山間地域 低コスト 春作 |