タイトル | 放線菌の生産するモデル二次代謝化合物「アクチノロージン」の生合成経路 |
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担当機関 | (国)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 |
研究課題名 | |
研究期間 | 2011~2015 |
研究担当者 |
岡本 晋 田口貴章 市瀬浩志 |
発行年度 | 2015 |
要約 | 放線菌の生産するモデル二次代謝化合物「アクチノロージン」の後期生合成過程である基本骨格の酸化及び二量化はactV遺伝子群によって行われる。また、本化合物の生合成に必須な最少遺伝子セットは13遺伝子からなる。 |
キーワード | 放線菌、二次代謝、アクチノロージン、生合成、化学修飾酵素 |
背景・ねらい | アクチノロージン(actinorhodin: ACT)は、ベンゾイソクロマン(BIQ)系抗生物質に属する芳香族ポリケタイド化合物であり(図1(A))、放線菌Streptomyces coelicolor A3(2)によって生産される。本化合物は、中性~アルカリ性領域において特徴的な青色を呈し(図1(B))、その生産性の有無を視覚的に容易に判別できることから、放線菌における二次代謝化合物生合成研究及び分子生物学的手法開発の強力なツールとなっている。ACT生合成研究においては、ポリケタイド合成酵素による8分子のmalonyl-CoAの縮合から中間体6-deoxy-dihydrokalafungin(DDHK)までの生合成初期過程は詳細に解明されている。一方、DDHKから最終産物であるACTに至るまでの後期生合成過程は、関連化合物の化学的取扱いの難しさもあり、不明な点が多く残されている。本研究は、ACT後期生合成過程を明らかにすることを目的とする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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URL | http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010028581 |
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