食用種子ペポカボチャ新品種「ストライプペポ」

タイトル 食用種子ペポカボチャ新品種「ストライプペポ」
担当機関 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター
研究課題名
研究期間 2009~2011
研究担当者 嘉見大助
室 崇人
杉山慶太
発行年度 2012
要約 食用種子ペポカボチャのF1品種「ストライプペポ」は種子に殻が無く、種子収量が既存品種に比べて多い。また株元着果性が高く、側枝も少ないことから、収穫作業の省力化が可能である。
キーワード ペポカボチャ、食用種子、省力栽培
背景・ねらい カボチャの種子は油糧、ナッツまたは菓子のトッピング素材等、食用への利用が拡大している。一方、食用種子は中国からの輸入に依存していることから、製菓業者等からは国産品の安定供給が望まれている。また種子には厚い殻があり、殻を採る作業にコストを要している。そこで種子に殻がなくて種子収量性と株元着果性に優れた食用種子カボチャ品種を育成する。
成果の内容・特徴
  1. 「ストライプペポ」は、北海道農業研究センターで開発した「豊平1号」(種子親)と「豊平2号」(花粉親)とのF1品種である。両親ともに殻のないペポカボチャのhull-less seed系統に由来する(図1)。
  2. 既存の食用種子品種「福種」に比べて、雄花・雌花ともに早く開花する(表1)。
  3. 「福種」に比べて、年次に拘わらず着果が安定している(データ省略)。また、株元着果性が高く、側枝も少ないことから収穫作業の省力化が可能である(表1)。
  4. 果実は球形で、橙色の果皮に濃緑色の縞が入る。縞は斑状で、「福種」に比べて橙色の割合は高く、果実重量も4.4kgと大型である(表1および図2)。
  5. 「福種」に比べて10aあたり種子収量において約2.4倍と、食用種子の収量性に優れる(表1)。
  6. 「ストライプペポ」の食用種子は、普通種子「つるなしやっこ」(通常の殻がある種子を殻剥きにしたもの)に比べて、サイズが大きく濃緑色である(図3)。
成果の活用面・留意点
  1. 2013年から(株)渡辺採種場において販売される。
  2. 暖地における栽培適性は調査されていない。
  3. 密植栽培(畝幅150cm、株間60cm)を行う。
  4. 蔓および葉に棘があることから、栽培管理においては厚手の手袋や作業服の着用が望ましい。
  5. 青果カボチャ用の既存の登録農薬には、食用種子カボチャ用農薬としての登録はない。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010026955
カテゴリ かぼちゃ コスト 栽培技術 省力化 新品種 ナッツ 農薬 品種

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