タイトル | LC/MS/MSによる実用的な麦汚染かび毒一斉分析法 |
---|---|
担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 |
研究課題名 | |
研究期間 | 2008~2012 |
研究担当者 |
中川博之 |
発行年度 | 2012 |
要約 | この分析法は代表的な麦汚染かび毒であるデオキシニバレノール、ニバレノール、T-2トキシン、HT-2トキシン、ゼアラレノンについて高速液体クロマトグラフタンデム型質量分析装置(LC/MS/MS)を用いて一斉分析できる。室間共同試験により妥当性が確認されている実用的な一斉分析法である。 |
キーワード | 室間共同試験、妥当性確認、LC/MS/MS、一斉分析、かび毒 |
背景・ねらい | 麦赤かび病菌の一部はかび毒(マイコトキシンともいう)汚染を引き起こす。これらのかび毒の中でわが国ではデオキシニバレノール(DON)とニバレノール(NIV)が重要視されているが、DOV、NIVと同時にゼアラレノン(ZEA)も産生されることがある(図1)。農林水産省では国産麦についてDON、NIV、ZEAの汚染調査が行われているが、これらを一斉分析可能な実用的な分析手法は存在しない。一方、欧州食品安全機関(EFSA)はT-2トキシン(T-2)およびHT-2トキシン(HT-2)の合量について耐容一日摂取量(TDI)100 ng/kg体重を設定している。このような背景からDON、NIV、ZEA、T-2、HT-2を一斉分析法可能な実用的な分析手法の確立が望まれている。 |
成果の内容・特徴 |
|
成果の活用面・留意点 |
|
URL | http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010026928 |
カテゴリ | 大麦 加工 小麦 モニタリング |
この記事は