組換え技術の理解促進ツールとしての樹脂封入標本の作製と利用

タイトル 組換え技術の理解促進ツールとしての樹脂封入標本の作製と利用
担当機関 (独)農業・食品産業技術総合研究機構 花き研究所
研究課題名
研究期間 2005~2010
研究担当者 大坪憲弘
間竜太郎
鳴海貴子
佐々木克友
四方雅仁
山口博康
阿部知子
高木 優
西原昌宏
高根健一
黒田浩文
井室昭夫
井室 隆
発行年度 2010
要約 遺伝子組換え技術に対する理解促進を目的に、花きの色や形を損なわずに樹脂封入するための、法律に基づいた作製体制を整備する。これにより作製する組換えトレニアの標本や教材を博物館、各種教育機関等において様々な形で展示・利用する。
キーワード トレニア、遺伝子組換え教材
背景・ねらい 遺伝子組換え作物の実用化には、組換え技術に対する国民理解の促進が不可欠である。組換え研究の成果である様々な花色や花形を備えた花きをいち早く一般に提示するためのツールとして、色や形を損なわずに樹脂封入できる、法律に基づく体制を整備する。これにより作製する標本を利用して組換え理解促進のための方策を検討し、普及させる。
成果の内容・特徴
  1. 組換え体取扱いにかかる法令等に基づき、花の色や形を変えずに樹脂封入する施設・設備・体制を整備して作製する(図1)世界で初の組換え花き樹脂封入標本である(図2)。
  2. 研究成果物であるトレニアを封入した標本13個にデジタルコンテンツを組み合わせた組換え教材を20セット作製し(図2)、各種教育機関での利用を進めている。
  3. 教材はこれまでに、25の高校・大学での実際の講義等に3ヶ月~1年利用されており、組換え技術の理解促進に貢献している(図3)。
  4. 横浜サイエンスフロンティア高校やつくばエキスポセンターなどで標本が常設展示されているほか、博物館、公開シンポジウム、産学官連携イベント、出前授業等で多数展示・利用されている(図3)。
成果の活用面・留意点
  1. 樹脂封入後はカルタヘナ法の規制の対象とはならないため、研究途上の組換え体でも展示・利用が可能である。
  2. 遺伝子組換えの研究成果を身近に提供することで、国民理解の促進が期待できる。
  3. 樹脂封入までの間は組換え体としての取扱いが必要である(国内では本件の担当者である国陽工芸株式会社でのみ作製可能)。
  4. 教材は今後も順次各種教育機関等での利用を進める。
  5. 組換え標本の商業利用のための受託製作体制が2011年度中に整備される(行政手続き中)。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010025245
カテゴリ トレニア

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