タイトル | 光学異性体分離カラムによるカテキン及びエピカテキンの光学分割法 |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター |
研究課題名 | |
研究期間 | 2006~2009 |
研究担当者 |
渡辺 満 |
発行年度 | 2009 |
要約 | カテキン及びエピカテキンの光学異性体である(+)体と(-)体は、固定相としてアミロース誘導体であるAmylose tris(3,5-dimethylphenylcarbamate)をシリカゲルに化学結合した光学異性体分離用HPLCカラムを用い、順相条件でそれぞれ相互に分離が可能である。 |
キーワード | カテキン、エピカテキン、光学分割、順相HPLC |
背景・ねらい | 光学活性を有する化合物は、異性体間で活性が異なるなど性質を大きく異にする場合が存在するため、光学異性体分割法の重要性は急速に増している。様々な作物や食品に含まれるカテキン及びエピカテキンにも、それぞれ光学異性体の関係にある(+)体(右旋性)と(-)体(左旋性)が存在し、生体利用性が異なることが報告されている。また、加工(焙煎処理)により(+)-カテキンが(-)-カテキンに変化することが明らかにされており、カテキン類の光学分割法開発は特性解明にも重要と考えられる。キャピラリー電気泳動や光学異性体カラムを用いた逆相HPLC(高速液体クロマトグラフィー)によるカテキン類の光学分割が報告されているが、ピークの分離が不十分、分析に長時間を要するなど改善が必要である。そこで本研究では、カテキン・エピカテキンの光学異性体を迅速に分割する分析手法を開発する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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URL | http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010024607 |
カテゴリ | 加工 そば |
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