交信撹乱法によるモモハモグリガの防除効果

タイトル 交信撹乱法によるモモハモグリガの防除効果
担当機関 福島県果樹試験場
研究課題名
研究期間 1990~1994
研究担当者
発行年度 1991
成果の内容・特徴
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    1. モモハモグリガの性フェロモンを利用した交信撹乱法によって、モモハモグリガの
      防除効果を検討した(表1)。
    2. 第1世代成虫発生前の5月下旬に交信撹乱用製剤を10a当たり300本
      処理(樹冠上部に20%、目通りの高さに80%)を行うことにより、第1~2世代
      成虫に対し高い交信撹乱効果および交尾阻害効果が
      得られた(表2)。
    3. 交信撹乱処理を行うことにより、ほ場におけるモモハモグリガの被害量を少なく
      することができた(表3)。
  2. 技術・情報の適用効果
    1. 本製剤を使用することにより、殺虫剤の散布回数を節減することが可能
      である。
    2. 一度処理するだけで、モモハモグリガに対し長期間(約3ヶ月)有効である。
  3. 適用の範囲
    モモ栽培地域全域で適用可能である。特にモモハモグリガやアブラムシ類に
    対し合成ピレスロイド剤や硫酸ニコチンを使用できない養蚕地帯で有効
    である。
  4. 普及指導上の留意点
    1. 本製剤はまだ登録が認可されていないので、普及するには登録促進の
      働きかけをする必要がある。
    2. モモハモグリガが多発生してから交信撹乱処理を行っても、交信撹乱効果
      および交尾阻害効果は劣るので、発生密度が低い初期世代から撹乱
      処理を行う必要がある。
    3. 高密度に発生した場合は防除効果が劣るので、殺虫剤の散布は省略
      できない。
    4. 処理面積は広いほど効果が高まるので、できるだけ地域共同で実施する
      ことが望ましい。

URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010024170
カテゴリ カイコ 性フェロモン 防除 もも

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