タイトル |
根域土壌窒素量とカーネーションの生育反応 |
担当機関 |
秋田農試環境部土壌保全担当 |
研究課題名 |
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研究期間 |
1991~1993 |
研究担当者 |
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発行年度 |
1991 |
成果の内容・特徴 |
- 技術・情報の内容及び特徴
- 施設花き床土の養分状態は、床土の深さ40cmまでカラム状に一定量を採取
することで十分に把握できる。この方法で採取した床土の結果を花1株当た りの根域土壌中の養分量として表示した。
- 短期切りカーネーションの生育期間中の、根域土壌中の無機態窒素量は
0~5g/株の範囲内にあったが、カーネーションの生育量は窒素量が多く なるにつれて減少する傾向にあった。
- 施設カーネーションに対する窒素の施肥量は、根域土壌窒素量が1g/株程度
あれば、抑制することが望ましい。なお、この1g/株はa当たり5kgの窒素量 に相当し、電気伝導度で表すと、深さ40cmまで均一に床土を採取した場合 、0.4ms/cm程度になる。 表1 無機態窒素の層位別存在比率 図1 根域土壌窒素量と切花重 図2 電気伝導度と土壌無機態窒素量の関係
- 技術・情報の適用効果
施肥量を抑制することによって、肥料の節減、環境保全に対し有効であると ともに切花の品質向上が期待できる。
- 適用の範囲
床土採取法は県内一円、施肥量節減は施設カーネーション。
- 普及指導上の留意点
従来の電気伝導度による施肥量決定の際に、下層土の測定値も考慮に入れる。
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URL |
http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010024095 |
カテゴリ |
カーネーション
施肥
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