主要外国小麦品種の栽培特性の評価・遺伝資源としての利用

タイトル 主要外国小麦品種の栽培特性の評価・遺伝資源としての利用
担当機関 東北農業試験場
研究課題名
研究期間 1983~1983
研究担当者
発行年度 1990
成果の内容・特徴
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    昭和45年度から平成元年度までに239系統の外国小麦品種について栽培特性の評価を
    行った。また、昭和61年度と62年度に栽培した44系統について品質評価を行った。
    最近6年間に栽培特性評価を行った品種について6項目の評価基準-
    (1)成熟期の晩限がキタカミコムギ程度、(2)稈長はキタカミコムギ程度以下、
    (3)耐寒雪性、(4)耐倒伏性、(5)耐病性、(6)多収性-から栽培特性の優良性を
    検討した。その結果、Auburn、9D-27-262、NS 2704、Kosutka、Martonvasari 8、
    Una、Lada、GK-Boglar、Martonvasari 12、NS 2985、Pliska、Stozher、Vezhen、
    Momtchil、Florida 302、Turda 81、MV-15、Kosava、Fundulea 4、MV-14、SK-26、
    NS 62-38が栽培特性の優れた品種として評価された。このうち、GK-Boglar、Pliska、
    Florida302は穂発芽難、Auburn、Martonvasari 8、Una、NS 2985、Vezhen、Momtchil、
    Kosavaは穂発芽やや難である。
    品種評価の結果、製粉性の優れた品種(高歩留・低灰分)はMartonvasari 12、MV-15、
    NS 2985、パン適性に関係するセデイメンテーション値(S.V)はTAM-200、Recital、
    T 79/8、Sternaが高く、これらは高品質品種と評価された。
    表1 主要外国品種の栽培特性
    表2 主要外国品種の品種特性
  2. 技術・情報の適用効果
    上記品種を母本として交雑育種を行うことにより、寒冷地の品種に耐寒雪性、
    耐倒伏性、耐病性、多収性、良質特性を付与することが可能となる。
  3. 適用の範囲
    寒冷地とする。
  4. 普及指導上の留意点
    上記品種の中には成熟期がやや遅く、稈長がやや高い品種が多く、穂発芽し易い品種
    (9D-27-262、Lada=白粒、Stozher、Turda 81、MV-15、Fundulea 4、MV-14、SK-26、
    NS 62-38)があるので留意する必要がある。また、少雪年(61-62年度、62-63年度、
    63-元年度)に栽培試験を行った品種は耐寒雪性についての評価が不十分であるので
    注意を要する。

URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010023897
カテゴリ 育種 遺伝資源 小麦 多収性 評価基準 品種

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