原蚕全齢人工飼料育による次代蚕の成育と繭糸質

タイトル 原蚕全齢人工飼料育による次代蚕の成育と繭糸質
担当機関 福島県蚕業試験場
研究課題名
研究期間 1986~1990
研究担当者
発行年度 1989
成果の内容・特徴
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    原蚕全齢人工飼料育により得られた蚕種(以下、人工育次代蚕とする)の生育および
    繭糸質を桑葉育次代蚕と比較した(4齢基本蚕数2000頭、4~5齢条桑育)。供試蚕品種は、
    越年種として春月×宝鐘と日02号×中02号、即時浸酸種として錦秋×鐘和と
    鐘和×錦秋、冷蔵浸酸種として錦秋×鐘和を用いた。
    • 越年種:
      孵化歩合はいずれの区も良好であった。飼育経過は人工育次代蚕と桑葉育次代蚕との
      差はなかったが、繭重などの計量形質は桑葉育次代蚕が若干優った
      (表1)。
    • 即時浸酸種:
      孵化歩合は人工育次代蚕が桑葉育次代蚕に比し若干低かった。繭重は、両品種とも
      人工育次代蚕と桑葉育次代蚕とも差はほとんどなかったが、人工育次代蚕の化蛹歩合
      が若干低かった(表2)。
    • 冷蔵浸酸種:
      繭重は人工育次代蚕が桑葉育次代蚕に比し若干軽かったが、化蛹歩合、収繭量、
      生糸量歩合は優った(表3)。
  2. 技術・情報の適用効果
    原蚕の全齢人工飼料育次代蚕(越年種、即時浸酸種、冷蔵浸酸種)の育成および繭糸質
    については桑葉育次代蚕のものに比しほぼ遜色のないことが判明し、
    原蚕全齢人工飼料育により生産した蚕種を実用に供することができる。
  3. 適用の範囲
    蚕種製造業者
  4. 普及指導上の留意点
    原蚕全齢人工飼料育により得られた蚕種でも今のところ母蛾検査は省略できない。

URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010023832
カテゴリ 品種

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