福島県海岸部における防風ネットの適応性

タイトル 福島県海岸部における防風ネットの適応性
担当機関 福島県農業試験場
研究課題名
研究期間 1985~1989
研究担当者
発行年度 1989
成果の内容・特徴
  1. 技術・情報の内容及び特徴
    原町市萱浜現地のほ場において、網目2mm、幅2mのポリエチレンラッセル網を
    田面からの高さ40~240cmの位置に南北に設置した。
    1. 潮風中のナトリウム、塩素含量は防風ネットの外側と内側で差があり防風ネット
      による塩分降下が認められた(図1)。
    2. 防風ネットの風下では最高気温が高くなり、特に晴天、強風日ほど、この傾向が
      強かった。最低気温に対する効果は明らかでなかった
      (表1)。
    3. 防風ネットの風下20m付近まで茎数、穂数の増加、出穂の促進が認められ、
      水稲収量は風下15mまで11~5%増収した(表2)。
    以上のように、防風ネットは風速をやわらげ、塩分の侵入を防ぎ、気温を高めて、
    水稲の生育を助ける効果がある。
  2. 技術・情報の適用効果
    図2に示すような海岸で出穂が遅れる地域、
    あるいは潮風により塩害が起こりやすい地域において水稲の生育を促進し、
    収量の安定的向上に貢献する。
  3. 適用の範囲
    福島県浜通り北部海岸及びこれに類似した地帯。
  4. 普及指導上の留意点
    1. 防風ネットの収量への効果はネット高の5~7.5倍地点までであり、ほ場条件により
      ネット高を変える必要がある。
    2. 高温年には、ネット付近でのいもち病に注意する。

URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010023694
カテゴリ いもち病 水稲

この記事は