良食味で収量性が高い中生エダマメ新品種「あきたさやか」

タイトル 良食味で収量性が高い中生エダマメ新品種「あきたさやか」
担当機関 秋田農技セ農試
研究課題名
研究期間 1994~2008
研究担当者 加賀屋博行
佐々木和則
佐藤孝夫
佐藤友博
佐藤雄幸
柴田浩
椿信一
檜森靖則
発行年度 2008
要約 8月下旬~9月上旬に収穫できる中生エダマメ「あきたさやか」を育成した。この新品種は毛じが白、莢がきれいな緑色で外観が良く、県内の中生の主要品種より可販収量が多く、食味も優れる。
キーワード エダマメ、中生、「あきたさやか」、可販収量、食味
背景・ねらい 秋田県では8月下旬から9月下旬まで継続して収穫できるエダマメ良食味品種シリーズの育成を目指している。現在まで、中晩生の良食味品種「あきた香り五葉」を育成し、ブランド化を図っており、その作付け面積は年々増加している。しかし、「あきた香り五葉」の前後に収穫できる県独自品種がなく、生産者や指導機関等からは中生と晩生の品種開発が強く求められている。
そこで、「あきた香り五葉」より早い8月下旬~9月上旬に収穫ができて、莢の外観、収量性、食味に優れた中生品種を育成する。
成果の内容・特徴
  1. 「あきたさやか」は、1994年に秋田県農業試験場において、在来種の「黒煮豆」を母、中早生で大莢の「サヤムスメ」を父として交配し、その後代より育成した系統で、2008年においてF14である(図1)。2008年2月に種苗法に基づく品種登録出願をした(出願公表中)。
  2. 5月下旬から6月中旬に播種すると、端境期の8月下旬から9月上旬に収穫できる。中生の代表的市販品種である「夕涼み」(サカタのタネ)より収穫期は7日遅い(表1、図2)。
  3. 「夕涼み」に比べ、主茎長は長く、主茎節数、分枝数は多い。小葉数は3、花色は紫、成熟期の種皮色は淡緑である。毛じは白、若莢の色は緑で、「夕涼み」と同様に莢の外観がよく、大きさも「夕涼み」と同程度である。「夕涼み」に比べ、可販莢数、可販収量は多く、食味評価は高く、多粒莢率は低い(表1)。
  4. 市場関係者による市場性調査では、既存の品種と比べ、甘み、うまみの評価が高く、総合評価も良かった(表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 普及対象地域は県内全域である。
  2. 莢離れがやや悪いため、脱莢機を利用した場合、莢がさけることがある。
  3. 種子の供給については、当面秋田県内限定とする。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010023428
カテゴリ えだまめ 新品種 播種 品種 品種開発 良食味

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