タイトル | 油かすの有機農家への販売は産地搾油ナタネの採算性を大きく改善する |
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担当機関 | (独)農業・食品産業技術総合研究機構 東北農業研究センター |
研究課題名 | |
研究期間 | 2008~2008 |
研究担当者 |
野中章久 |
発行年度 | 2008 |
要約 | 国産油かすは有機農家による50円/kgかそれ以上の価格での購入が期待できる。この価格で販売できればナタネ生産に要した物財費の約半分に相当する部分を回収でき、ナタネ栽培の採算性が改善し、ナタネ油の自家利用向け燃料化も視野に入る。 |
キーワード | ナタネ、油かす、供給コスト圧縮、バイオディーゼル、有機農業者 |
背景・ねらい | 国産ナタネは輸入ナタネとの競争で栽培面積が減少したが、近年バイオマス利用の関心の高まりから、新たに取り組む産地が増えている。しかし搾油した油は高価となり、販売に苦戦するケースが多い。この場合、副産物の油かすを有利販売できれば供給コストを圧縮できるが、油かすを商品化している産地は未だ少ない。ナタネを機械搾油する場合、乾燥時重量の70%程度の油かすが生じるため、油かすの販売は極めて重要である。輸入ナタネを原料とする肥料用油かすは40円/kg強(盛岡周辺店頭2008年)、エサ用油かすの工場納入価格も同様(全酪連聞き取り調査2007年)で流通しており、国産ナタネ油はその特徴を活かしたより有利な販売も考えられる。そこでナタネの生産振興のため産地搾油の油かす販売によるナタネ供給コスト圧縮効果を明らかにし、バイオディーゼルの自家利用の可能性を検討する。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 |
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URL | http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010023373 |
カテゴリ | 乾燥 機械化 コスト なたね 農薬 |
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