長い新梢の腋花芽を利用すると、クラブリンゴの開花期間を延長できる

タイトル 長い新梢の腋花芽を利用すると、クラブリンゴの開花期間を延長できる
担当機関 宮城農園研
研究課題名
研究期間 2004~2008
研究担当者 鵜飼真澄
大沼欣生
高嶋名世瑠
菅原怜
池田裕章
菊地秀喜
安江恵美子 
発行年度 2008
要約 リンゴの受粉専用品種としてクラブリンゴを用いる場合、「Ormiston Roy」、「Makamik」、「Redbud」については、枝長が長い新梢を用いることにより、開花期間を1~3日程度延長することができる。
キーワード 受粉専用品種、クラブリンゴ、開花時期、腋花芽着生率
背景・ねらい 受粉専用クラブリンゴは、経済品種の開花期間に前年安定して合致することが求められる。このため、腋花芽着生性、隔年性並びに枝の角度や樹勢が腋花芽着生性に及ぼす影響を検討し、クラブリンゴの開花期間の延長を図るための新梢管理法を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 「Ormiston Roy」、「Redbud」の頂芽又は腋花芽の満開日は「ふじ」(マルバカイドウ台)に一致する。「Makamik」の開花日は「ふじ」(マルバカイドウ台)に対しては早く、年次により「ふじ」の頂芽中心花満開日には「Makamik」の開花は終期を迎えることがある。(表1、図1)。
  2. 「ふじ」とクラブリンゴの満開日の差は年次により変動する(表1)。
  3. いずれの品種も長さが80cm 以上に伸びた枝に着生した腋花芽の開花期は、これより短い枝の腋花芽に対して遅れる傾向にある(表2)。
  4. これら3品種の腋花芽の着生については、調査期間を通じて67%以上と高い腋花芽率を維持し、腋花芽における隔年結果性は認められない(データは省略)。
  5. 「Ormiston Roy」、「Makamik」、「Redbud」は、斜立した枝、水平の枝とも腋花芽の着生率が高く、10cm当たりの花芽と側花は多く着生する(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 強い切り返し剪定を行う場合は、品種により腋花芽着生率が低下することがあるので注意する。
  2. 「Redbud」はやや枝長が短いが、斜立した枝が多いので、剪定方法などにより省スペースな樹形構成が可能であると考えられる。
  3. 耕種概要
    1. クラブリンゴは全品種とも、台木はマルバカイドウ、2000年接ぎ木、2002年3月に定植した。薬剤散布、施肥、雑草管理などはリンゴ食用品種と同様とした。
    2. 供試樹に対する摘果作業は実施していない。剪定は間引き剪定を主体とした。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010023332
カテゴリ 栽培技術 雑草 受粉 施肥 台木 接ぎ木 品種 薬剤 りんご

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