エダマメ生莢剥き装置の開発と剥き豆調製技術

タイトル エダマメ生莢剥き装置の開発と剥き豆調製技術
担当機関 山形農総研セ
研究課題名
研究期間 2005~2006
研究担当者 今野周
鬼島直子
渡部恵美
高砂健
今野陽一
仲野英秋
渥美春人
木村裕美((有)プラントサポートサービス)
発行年度 2006
要約 エダマメから生のまま子実を取り出す小型自動莢剥き機を開発した。本装置は毎時30~40kgの生莢実を剥き豆に処理することができ、エダマメの加工用途を広げることができる。また、茶豆系等の損傷を受けやすい品種では、短時間沸騰水浸漬処理を行うことで剥き豆歩留が向上し、子実の損傷を軽減することができる。
キーワード エダマメ、生莢剥き加工、剥き豆、小型自動莢剥き機
背景・ねらい エダマメの生産拡大に伴い、市場へ出荷されない1粒莢や障害莢の発生量が増加している。これらは内部品質や食味に大差がないことから、加工原料として利用していくことが重要である。
このため、鮮度や食味を落とさず短時間で「生莢剥き」を行う「小型自動莢剥き機」を開発し、本県特産の茶豆系及び青豆系エダマメにおける高品質剥き豆加工技術を確立する。
成果の内容・特徴
  1. 「生莢剥き」を可能とする小型自動莢剥き機の主な改良点は、下記のとおりである。
    1. 「ゆで豆」用装置に比較してモーターのトルクを高め、莢実の挟み込み力を強化した。
    2. ローラー回転部の材質、溝形状を改良しグリップ力を強めた。
    3. ローラー部の設置角度を調整可能にした。
    4. モーター部の温度上昇に対応した構造に改良し、連続作業を可能にした。
  2. 原料条件にあわせてローラー回転数を調整し、ローラー回転部に水道水を流しながら行うことでスリップが減少し連続作業が可能となることから、毎時30~40kgのエダマメ(生莢実重量)を処理することができる。(表1、2)
  3. 5~10秒の短時間沸騰水浸漬処理を行うことで莢殻が軟化し、剥き豆の歩留を高めるとともに、子実の損傷を軽減できる。粒の硬度が小さく損傷を受けやすい茶豆系品種では剥き豆品質の改善に有効である。(図1)
成果の活用面・留意点
  1. 子実の硬さ、弾性の差異(品種、収穫ステージ、前処理法等)にあわせて、ローラー回転数、ローラー角度を適宜調整する。
  2. 本装置は開発メーカーが特許出願中であり、平成19年より本格販売を予定している。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010023119
カテゴリ えだまめ 加工 出荷調整 生産拡大 品種 良食味

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