デルフィニウムのセルトレイ長期育苗による秋出し栽培技術

タイトル デルフィニウムのセルトレイ長期育苗による秋出し栽培技術
担当機関 青森農林総研フラワーセ
研究課題名
研究期間 2003~2006
研究担当者 佐々木直子
発行年度 2006
要約 エラータム系デルフィニウムの播種を3月上~下旬に行い、72穴あるいは50穴セルトレイで根域制限して長期育苗を行うと、育苗中の抽苔を抑制できる。また、その苗を7月中旬~8月上旬に定植した場合、9月中旬~10月下旬に品質の優れた切り花を生産できる。
キーワード デルフィニウム、セルトレイ、根域制限、長期育苗、抽苔、抑制、秋出し
背景・ねらい デルフィニウムの秋出し栽培では、高温長日による早期抽苔や切り花品質の低下を回避するため冷房育苗が導入されているが、本県においては施設整備にコストが嵩むなどの点から普及しにくい状況にある。そこで、セルトレイで根域制限した長期育苗によって高温長日条件における早期抽苔を抑制し、冷房育苗を利用しない秋出し栽培技術を確立する。
成果の内容・特徴
  1. エラータム系デルフィニウムを3月上旬~下旬に播種し、セルトレイにより根域制限して4ヶ月前後の長期育苗を行うと育苗中の抽苔は抑制される。その抽苔率は、72穴および50穴セルトレイの場合10%程度である(図1)。
  2. セルトレイ長期育苗に適するトレイサイズは、育苗終了時の抽苔率および成苗率から72穴および50穴である。72穴より容量が小さい場合、育苗中の抽苔はみられないものの、苗が混み合うことで下葉が枯死しやすく、作業性も劣ることから本育苗に適さない。また、50穴より容量が大きい場合、育苗中の抽苔率が高くなることから本育苗に適さない(表1)。
  3. 本育苗により得られた未抽苔のセル苗は、7月中旬定植で9月中~下旬、8月上旬定植で10月中~下旬に採花できる。また、その切り花品質は夜間冷房育苗したものとほぼ同等である(図2、表2)。
成果の活用面・留意点
  1. 冷房施設を必要としないことから、コストを低減することができる。
  2. 年次によりセル苗の生育が異なる場合がある。
  3. 本試験は「ブルーバード」「オーロラブルーインプ」での結果による。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010023064
カテゴリ 育苗 コスト 栽培技術 デルフィニウム 播種

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