現行のエダマメ脱莢および粗選別機の収穫ロスと莢の損傷

タイトル 現行のエダマメ脱莢および粗選別機の収穫ロスと莢の損傷
担当機関 秋田農試
研究課題名
研究期間 2005~2007
研究担当者 田村晃
篠田光江
片平光彦
発行年度 2005
要約 現行のエダマメ脱莢および粗選別機ではA品の収穫ロスが5~15%、損傷莢が20~30%発生する。莢の押され、割れ、胴の折れの損傷は消費者の許容度が低く、新たな脱莢機と選別機の開発時にはその発生率の低減と選別重視が必要である。
キーワード エダマメ、脱莢、選別、収穫ロス、損傷
背景・ねらい 現在、エダマメ産地では脱莢機、粗選別機が広く普及しているものの、収穫調製作業には依然として多くの労力を要し、その労働時間は約77時間/10aとされ、エダマメ生産に要する作業時間の88%を占めている。このため、エダマメ生産をさらに振興するため、高能率の収穫機・調製機の開発が望まれている。現行の脱莢・粗選別機は収穫物のロスと莢の損傷が多いことが問題となっている。そこで、効率的な収穫機および調製機開発の資とするため、現在普及している脱莢・粗選別機の収穫ロス、損傷状況を把握する。
成果の内容・特徴
  1. エダマメの機械脱莢時に全莢重の3~13%の莢が分枝に残り、また全A品中の3~12%のA品が分枝に未回収で残る(表1)。
  2. エダマメの粗選別時に3~15%の莢が落下し、また、全A品中の2~9%のA品が落下する(表1)。
  3. 脱莢機の使用による莢の損傷は I.押されの損傷、II.割れの損傷、III.折れの損傷、IV.縫合線の損傷、V.向軸の損傷の5つのタイプに大別される(図1)。
  4. 脱莢機の使用による損傷は、莢の押され、割れ、向軸の損傷が多く、次いで縫合線、折れの損傷の順である。押されの損傷は収穫期が早い場合に多く発生する(表2)。
  5. 消費者は莢の押され、割れ、胴の折れの損傷を嫌う(表3)。このことから、新たに開発する脱莢機と選別機においては、これらの損傷発生の低減と損傷莢の選別を重視する必要がある。
成果の活用面・留意点
  1. 高能率のエダマメ収穫機、選別機の開発と開発機の評価に活用できる。
  2. 他の中生、中晩生、晩生品種について検討する必要がある。
  3. この調査に供試した機種は脱莢機がM社製KX-III、粗選別機がM社製GS-IIIである。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010022957
カテゴリ えだまめ 収穫機 品種

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