ミヤマイラクサの促成栽培における安定栽培技術

タイトル ミヤマイラクサの促成栽培における安定栽培技術
担当機関 秋田農試
研究課題名
研究期間 2001~2003
研究担当者 田口多喜子
檜森靖則
林 浩之
発行年度 2004
要約 ミヤマイラクサ(アイコ)は、播種養成2年株を用い、11月下旬から0℃で40日間処理し、1月上旬伏せ込みすると、立春から収穫ができ、収量も高まる。空中加温方式とすると、地中加温に比べ収穫期が早まる。
キーワード ミヤマイラクサ、播種養成2年株、低温処理、空中加温
背景・ねらい 秋田県では中山間地域を中心に、冬期農業のひとつとして山菜の促成栽培が行われている。山菜の促成栽培は、夏期に養成した株を、晩秋に掘り取って伏せ込み、冬期に収穫するため、夏期の株養成には転換畑等を、冬期には余剰労力を活用できる利点がある。そこで、山菜のメニュー拡大をねらい、ミヤマイラクサ(アイコ)の播種養成根株を用い、安定して2月初旬収穫開始ができる低温処理及び加温方式などの促成栽培技術を開発する。
成果の内容・特徴
  1. 促成栽培では、1月上旬に伏せ込みし、20℃で空中加温することにより、約20日後から収穫開始となる(図1)。
  2. 本作型に用いる根株は、目標とする根株重100g以上に肥大する養成2年株が適する。
    養成年数別根株重分布は、播種後1年株では根株重が20g弱と小さいが、2年株で300g
    以下が半数を占め、3年株では300g以上が6割となり、根株の肥大が急速に進む(図2)。
  3. 2月中の収量を高めるためには、200~400g程度の根株を用い、低温処理を行うと良い。0℃で11月下旬から1月上旬までの40日処理が有効である(図3)。
  4. 空中加温は地中加温に比べ、2月内の収量及び全収量も勝る(図4)。萌芽を促進するためには、地温より気温の影響が大きい。
  5. 根株重が100g以上を用いると、平方メートル当たり500g以上の収量が確保できる(図4)。
成果の活用面・留意点
  1. 根株の掘り取り後、伏せ込みまでは、乾燥させないように屋外で保管する。
  2. 伏せ込み時に芽を欠かないよう、土入れ作業等は丁寧に行う。
  3. 着色促進のため、晴天日はトンネルを開いて光を当てる。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010022855
カテゴリ あいこ 安定栽培技術 乾燥 栽培技術 着色促進 中山間地域 播種

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