枝物花木「スモークツリー」「シンフォリカルポス」の仕立て法

タイトル 枝物花木「スモークツリー」「シンフォリカルポス」の仕立て法
担当機関 岩手農研セ
研究課題名
研究期間 2000~2003
研究担当者 葛巻美知子
小田島雅
児玉勝雄
渡辺愛美
阿部潤
発行年度 2003
要約 スモークツリーは主枝から10㎝位置で剪定し、仕立本数は1樹当り21~30本で枝仕立を実施すると切り枝品質が向上する。シンフォリカルポスは、地上高10㎝位置で台刈し、枝仕立を実施すると切り枝品質が向上する。
キーワード 花き、枝物花木、スモークツリー、シンフォリカルポス、仕立て法
背景・ねらい 枝物花木類は寒冷地に適すると考えられるが、生理生態や栽培技術については未解明な部分が多い。
また、スモークツリー、シンフォリカルポスは放任管理では新梢の発生数が多いため、充実した枝の減少や収穫時の品質低下の発生が予想される。
そこで、高品質な切り枝の収穫を目的とし、剪定位置及び仕立条件を明らかにする。
成果の内容・特徴 1.
スモークツリーは主枝から約10㎝位置で剪定し、放任で管理すると、100㎝位置で剪定した場合に比較して切り枝長は向上する(表1)。また、放任の場合は切り枝長は長くなるが切り枝径が太くなり、商品価値が低下する(表1)。
主枝から10㎝位置で剪定を行い、さらに翌春に枝仕立を実施して枝数制限すると、切り枝長、花房数は放任区より優れ、商品枝率は向上する(表2)。枝仕立本数は収量を考慮すると「ファー2レッド」は1樹当り21本(1主枝当り7本)、「ピンクファー」は30本(1主枝当り10本)が適する(表2)。
2.
シンフォリカルポスは、台刈位置0㎝(地際)で剪定を兼ねた台刈りを実施すると新梢数は減少し(表3)、切り枝品質は優れるが収量が低下する(表4)。
地際から10㎝位置で台刈すると、新梢の発生数は多くなる(表3)。また、枝仕立を実施して枝数制限すると、放任に比較して切り枝長及び側枝数が向上し、側枝が10本以上着生した枝の本数割合も多くなる(表4)。
成果の活用面・留意点 1.
供試したスモークツリーは、主枝3本に仕立てた成木である。
2.
スモークツリーの新梢伸長は9月上旬には停止するため、収穫後なるべく早く剪定し、枝長の確保に努める。
3.
シンフォリカルポスの新梢発生数は品種により異なるため、枝仕立本数は株の樹勢や台刈後の萌芽状況に応じて調整する。
4.
シンフォリカルポスの台刈りは、前年の積雪前または翌年の融雪後の萌芽前に実施する。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010022697
カテゴリ 栽培技術 シンフォリカルポス 品種

この記事は