炭化した脱脂米ぬか炭給与による悪臭防止

タイトル 炭化した脱脂米ぬか炭給与による悪臭防止
担当機関 山形豚試
研究課題名
研究期間 2001~2001
研究担当者 秋場宏之(山形県農研センター畜産研究部)
齋藤常幸
発行年度 2002
要約 肥育豚の給与飼料にぬか炭(脱脂米ぬかを900℃で炭化したもの)を2%添加することにより、豚ふんの悪臭でイオウ化合物は約50%が、低級脂肪酸では80~90%が、それぞれ低減する。
キーワード 肥育豚、悪臭、脱脂米ぬか、炭
背景・ねらい 炭はその多孔性構造から消臭、吸湿など非常に優れた吸着機能をもつといわれており、近年さまざまな分野で利用されている。県内の油脂会社において、脱脂米ぬかの新たな用途開発として炭化が試みられた。養豚経営において悪臭対策は、近隣住民への迷惑防止や家畜の生産性および飼育管理者の作業環境を改善するうえで、今後ますます重要な課題となる。本試験では養豚由来の悪臭防止を目的とし、炭化した脱脂米ぬかの飼料への添加給与が、ふんの臭気に及ぼす影響を調査した。
成果の内容・特徴 1.
体重60kg前後の肥育豚16頭を用い、市販飼料にぬか炭を添加給与した場合と無添加の場合の新鮮ふんを、給与開始から7日後にそれぞれ1kgずつ2反復でサンプリングした。臭気は100リットルビニール法により採取した。アンモニアはガス検知管で、イオウ化合物と低級脂肪酸類はガスクロマトグラフにより測定した。
2.
肥育豚の給与飼料にぬか炭を重量比で2%添加することにより、ふんの臭気が低減する(表1)。
3.
無添加給与に比べイオウ化合物(硫化水素、メチルメルカプタン、硫化メチル、二硫化メチル)で約50%が、低級脂肪酸類(プロピオン酸、ノルマル酪酸、イソ吉草酸、ノルマル吉草酸)では80~90%が低減する(図1、図2)。
成果の活用面・留意点 1.
ぬか炭を養豚悪臭防止のため飼料添加剤として有望である。
2.
ぬか炭は顆粒状であり、飼料への添加作業が容易である。
3.
ぬか炭は脱脂米ぬかを電気炉により900℃で炭化したものを用いた。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010022486
カテゴリ 経営管理

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