堆肥を活用した草地更新のためのシードキューブ成形散布機

タイトル 堆肥を活用した草地更新のためのシードキューブ成形散布機
担当機関 (東北農業研究センター
研究課題名
研究期間 2000~2001
研究担当者 澁谷幸憲
須山哲男
竹中昭雄 
発行年度 2000
要約 形散布機は十分に腐熟した家畜由来の堆肥・化学肥料・土壌改良資材および牧草種子の混合資材を、400~800㎏/hの能率で現場で成形(成形物を「シードキューブ」という)しながら傾斜草地に広域散布できる。
背景・ねらい 家畜由来の堆肥はハンドリングや散布作業の点で傾斜地での利用が困難である。これを傾斜草地の更新に活用できれば、堆肥の有効活用を促し、更新費用の低減も見込める。そこで、堆肥を基材とした化成肥料・牧草種子の混合資材を現場で成形して直ちに散布できる成形散布機を開発し、傾斜草地での更新作業の高能率化をはかる。
成果の内容・特徴
    クローラ式の走行部をもつ低床の台車上に、成形機構、散布機構を備えた自走式の成形散布機である(図1)。
      
  1. 成形動力は本機の走行動力を兼ねたガソリンエンジンから、散布動力は散布地近傍に設置した空気圧縮機からそれぞれ供給する。成形散布能力は、400~800㎏/h(50㎏/aの散布量の場合8~16a/h)であり、最大40~45mまで散布できる(図2)。
      
  2. 作業は、混合に1~2名、混合資材の運搬に1名、成形散布機ホッパへの混合資材補給、及び噴管操作に2名の計5名程度の組作業で行うことができる。
      
  3. シードキューブ(図1右下、表2)は、プランジャにより成形シリンダ内で成形されたあと、切断板により長さ5㎝前後に分離され散布機構のエゼクタ先端に取り付けた噴管より散布される。遠距離(25~45m)に散布されたシードキューブは着地の衝撃で破砕され、破砕された小塊からは牧草の発芽定着が認められた(表3)。
成果の活用面・留意点
     
  1. 化学肥料や土壌改良資材の混合割合が全質量の35%程度までであれば成形できる。
  2. 混合資材の含水率が30%未満では、本機では成形不能となり、水分調製を要する。原料資材の家畜堆肥には、混入雑草種子の死滅した十分に腐熟した堆肥を使用する。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010022236
カテゴリ 傾斜地 雑草 土壌改良

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