液体通気培養法による宮城県育成ユリ品種「杜の乙女」の増殖

タイトル 液体通気培養法による宮城県育成ユリ品種「杜の乙女」の増殖
担当機関 宮城県農業センター
研究課題名
研究期間 2000~2000
研究担当者 鵜飼尚美
鈴木誠一
発行年度 2000
要約 宮城県育成ユリ品種「杜の乙女」の液体通気培養による大量増殖法を開発した。この方法を用いることにより、植え付け可能な子球養成の培養期間短縮、省力化ができる。
背景・ねらい 宮城県育成ユリ品種は平成10年度から固形培養法で培養球の供給を開始しており、その培養球増殖の低コスト、省力化が求められている。そこで、市販のジャーファーメンターを用いた液体通気培養法を検討する。
成果の内容・特徴
      
  1. 液体通気培養の培養槽は培地容量5Lの逆ティアドロップ形(SIBATA ALKMG50)を用い、培養材料は培養子球のリン片300片とする(図2)。
      
  2. 子球形成培地はMS培地とし、子球形成確認後、しょ糖濃度70g/Lに修正したMS培地を補充する(図1)。
      
  3. 培養条件は明培養、25℃、通気量は0.15L/分とする(図1)。
      
  4. 「杜の乙女」を秋植えし、1年間養成した球根が安定的に開花する最小球重である10g以上になる培養子球重は0.5g以上である。本培養法で5ヶ月間培養することにより0.5g以上の子球は約450球得られる(表1)。
      
  5. 固形培養と比べ、培養中に移植を行う必要がないため作業量は1/6,液体培養による肥大促進のため培養期間は1/2である(表2)。
成果の活用面・留意点
     
  1. シンテッポウユリにヒメサユリを交雑して育成し「杜の乙女」とともに品種登録した「杜の精」、「杜のロマン」にも本培養法は適用可能であるが、「杜の精」は増殖率がやや劣る。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010022209
カテゴリ 省力化 低コスト省力化 品種 ゆり

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