ジベレリン利用によるリンドウの株養成期間短縮技術

タイトル ジベレリン利用によるリンドウの株養成期間短縮技術
担当機関 岩手県農業研究センター
研究課題名
研究期間 1999~2000
研究担当者 阿部 潤
高橋寿一
西村林太郎
佐藤武義
小野恵二 
発行年度 2000
要約 りんどうの充実した定植直前の苗に、ジベレリン100ppmを散布して定植すると処理当年の生育が旺盛になることにより株養成期間が短縮され、定植翌年の2年目から切り花収穫が可能になる。
背景・ねらい りんどうの株養成期間短縮を図るため、定植苗に対するジベレリン処理による効果について検討する。
成果の内容・特徴
      
  1. 使用するジベレリンの濃度は100ppmとし(表1)、茎葉が充分に濡れる程度の散布量とする。
      
  2. 処理時期は、定植直前の充実した3~4対葉時の苗に行う(表3)。
      
  3. 通常無処理苗は、定植年にはほとんど抽だい(立茎)しないが、処理苗は処理当年に早期抽台して地上部地下部共に生育量が増加し、越冬芽の質・量とも優れる(図1,表1)。
      
  4. ジベレリン処理の生育促進効果は、ほとんどの品種で適応性が認められるが(表2)、処理の効果は処理年と次年度のみで、処理後3,4年株では無処理株とほぼ同等である(表1)。
成果の活用面・留意点
     
  1. 処理時期は、苗が充実していない早い時期に行うと、軟弱徒長して苗の育成率が低下し、定植後も生存率が大きく低下する(表3)。
  2. この技術は早期株養成を目的としたものであり、この技術による株の寿命延長や短縮という視点ではまだ研究蓄積が不足しているが、現時点では5年株まではジベレリンの定植時処理による問題はない。
(上段:岩手県 下段:山形県)
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010022203
カテゴリ 栽培技術 品種 りんどう

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