スターチス・シヌアータ栄養系品種「アイスター」の育成とその特性

タイトル スターチス・シヌアータ栄養系品種「アイスター」の育成とその特性
担当機関 岩手県農業研究センター
研究課題名
研究期間 1999~2001
研究担当者
発行年度 1999
要約 スターチス・シヌアータの栄養系品種「アイスター」系5品種は種子系品種「ソピア」から選抜した有望個体をクローン増殖して育成された。秋冬出し作型等に適応性が高く、花穂の揃いの良い多収性の品種である。
背景・ねらい 岩手県のシヌアータの栽培は種子系品種が多いため、市場性、作業性の高い
栄養系品種の導入が課題である.しかし、市販の栄養系品種は苗コストが高く、
特性的にも本県に不適な品種があり、オリジナルの高品質栄養系品種の開発が
急務であった。
成果の内容・特徴
  1. 来歴:「アイスター」系5品種は平成7~8年に「ソピア」から選抜した有望個体を
    クローン増殖し、平成9~10年にかけて特性検定を継続実施し、、その特性が
    安定していることを確認して育成を完了したものである。
  2. 特性(表1、2)
    1. 作型適応性:育成された「アイスター」系品種は極早生系で秋冬期定植の春から
      夏出し作型、7月定植の秋冬出し作型及び秋冬出し後の据置栽培にも適応性が高い
      多収性品種である。
    2. 「アイスターロージーピンク」は草丈が80cm程度になり草勢は強く、高規格品の
      採花割合が高い品種である。観賞部位であるがくの色は明赤紫で、がくの直径や
      長さは大きく、花穂長も長い(図1)。
    3. 「アイスターライラック」は草丈が70cm程度になり草勢は中程度で茎の翼は
      小さい。がくの色は浅紫で、直径は小さめだが小花数が多く、花穂の揃いが
      安定している(図2)。
    4. 「アイスターライラックブルー」は草丈が75cm程度になり草勢はやや強く、茎の
      翼は中程度である。がくの色は浅紫で、直径は大きく、花穂長が長いため花穂部の
      ボリュームのある品種である(図2)。
    5. 「アイスターラベンダー」は草丈が70cm程度になり草勢は中程度、茎の翼は小さく
      丸茎に近い形状をしている。がくの色は浅紫、先端部は明赤味紫で、がくの
      直径、長さとも中程度で花穂の揃いが良い
      (図2)。
    6. 「アイスターモーブ」は草丈が60~70cm程度になり草勢はやや強く、茎の翼も
      中程度である。がくの色は鮮赤紫で、花穂長が中程度の長さで揃いが良い
      (図3)。
成果の活用面・留意点
  1. 平成11年7月23日に品種登録出願を行った。
  2. 挿し芽繁殖も可能だが増殖用の株はウイルスに感染していないことに留意する。
  3. 草勢の程度により基肥の施肥量を加減して栽培する。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010022028
カテゴリ コスト 栽培技術 スターチス 施肥 多収性 繁殖性改善 品種 ラベンダー

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