秋ソバの作付は春〜夏期の雑草管理に有効である

タイトル 秋ソバの作付は春〜夏期の雑草管理に有効である
担当機関 山形県立農業試験場
研究課題名
研究期間 1995~1999
研究担当者
発行年度 1999
要約 そばの作付けによって雑草発生量を低く抑えることができ、雑草管理にも有効である。夏期における抑制効果は、被覆と高温乾燥条件における夏期耕転によると考えられる。また、抑草効果は、ロータリー耕のみよりプラウ耕+ロータリー耕で大きい。
背景・ねらい 畑地において雑草抑制と地力保持は耕地保全の重要な課題である。一方、労力的、
経済的な負担から管理を放棄する農地が後を絶たない。そこで、耕転・播種を一工程
で同時にこなす省力的な作業技術を利用したそばの作付による雑草抑制効果と、
土地の高度利用による耕地保全効果を明らかにする。
成果の内容・特徴
  1. 5ヵ年そばを連作すると春期に発生する雑草草種に変化がみられ、発生量が少なく
    なる(表1)。
  2. 同じく、夏期の雑草発生量も少なく(表3)、
    雑草害によるそばの収量低下は認められない(表2)。
  3. 夏期の高温・乾燥における耕転は、その後そばを作付しなくても除草剤による
    春夏2回の除草を凌ぐ抑草効果を示した(表3)。
    以上、雑草管理の点からするとそばは5年程度の連作が可能であり、そば作付による
    抑草効果は被覆と高温乾燥条件における夏期の耕転に起因すると考えられた。
  4. また、雑草の抑制効果はロータリー耕のみよりプラウ耕+ロータリー耕で大きい
    傾向にあった(表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 被覆による抑草効果を高める意味でも、十分なそばの苗立ちを得ることが
    重要である。
  2. 高水分での耕転や、耕転後降雨が続く条件では、抑草効果は期待できない。
  3. 小麦を前作すると、抑草効果が高まる。
カテゴリ 乾燥 小麦 雑草 除草 除草剤 そば なす 播種

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