種茎直播桑園の収量推移

タイトル 種茎直播桑園の収量推移
担当機関 宮城県蚕業試験場
研究課題名
研究期間 1998~1999
研究担当者
発行年度 1998
要約 種茎直播桑園の収量は、播幅によってその推移が異なり、播幅0.1~0.2mの場合が有利である。そして、有機物の補給が収量の維持に重要である。
背景・ねらい 種茎直播法に関する試験は東北各県で行われ、
主に造成法についての様々な技術が確立されている。
しかし造成後の経時的収量の推移についての報告は少ない。そこで、
当場で1987年に造成した種茎直播桑園の収量を12年間調査し、
その推移を明らかにするとともに
種茎の適当な播幅並びに有機物の施用効果について検討する。
成果の内容・特徴
  1. 試験区は畦問は1.0m、播幅を0.1~0.4mで3区から成る。品種は「しんけんもち」
    を用い、種茎は、播種密度30本/平方メートルとなるよう散布している。
    古条伏込を対照とし、12年間収量の推移を見る
    (表1)。また、各区とも造成時に有機物(廃条堆肥)
    を10a当たり5,000kg施用し、5年目に2,000kg、11年目に1,500kgを畦間に補給している。
    収穫は春切法で、1年目は晩秋蚕期基部50cm残し伐採、2年目以降は夏蚕期基部30cm
    残し、晩秋蚕期再発枝2葉残し伐採としている。
  2. 1~3年目は、播幅が広いほど平均枝条長や畦1m当たり枝条数が多く、収量も高い。
    4年目以降は、平均枝条長や畦1m当たり枝条数に区間差がなくなり、
    10a当たり畦長の短い播幅0.4mの収量が劣る
    (図1、表2、
    表3)。
  3. 9~10年目に各区の収量が低下するが、11年目有機物の補給により回復が見られる
    (図1)。
  4. 12年間の合計収量は、対照を100とすると、播幅0.1mでは98、播幅0.2mでは96、
    播幅0.4mでは83の指数となる。
  5. 以上より、種茎直播法で桑園を造成するとき、
    種茎の播幅は0.1~0.2mとするのが収量の面からみて有利であり、
    造成後の有機物の補給が収量維持に重要である。
成果の活用面・留意点 種茎直播法で桑園造成するときの参考資料として活用できる。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010021890
カテゴリ 播種 品種

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