籾がら暗渠や乾田土中早期湛水直播の畑地化促進とエダマメ増収効果

タイトル 籾がら暗渠や乾田土中早期湛水直播の畑地化促進とエダマメ増収効果
担当機関 秋田県農業試験場
研究課題名
研究期間 1998~2002
研究担当者
発行年度 1998
要約 強グライ土水田に無代かきで行う乾田土中早期湛水直播(折衷直播)栽培を導入したり、転換畑に籾がら補助暗渠を施工することにより、土壌の乾燥が進み砕土性や降雨後の表面排水が良好となる。そのため、エダマメは生育が良好となり増収する。
背景・ねらい 転作作物の生産が不安定な強グライ土水田では、
水田期間から排水性を向上させるとともに転換畑では短期間に畑地化を
促進させる土壌管理を行う必要がある。そこで、
水田では無代かきで行う折衷直播栽培を導入し、
転換畑では籾がら補助暗渠により砕土性や排水性を改善し、
転作エダマメ生産の安定化を図る。
成果の内容・特徴
  1. 土壌水分が少ない折衷直播後では、2回耕で60%以上の砕土率を確保したのに対して、
    代かきを行う湛水作溝直播(潤土直播)後では乾燥が進みにくく、
    3回耕でも50%程度の低い砕土率にとどまる
    (図1)。
  2. 降雨直後に高くなった含水比は、折衷直播後では速やかに低下するのに対して、
    潤土直播後での低下は緩やかである
    (図2)。
  3. 籾がら補助暗渠により砕土率が向上し、畑地化も促進される
    (表1)。
  4. 折衷直播後エダマメの良品収量は47.3kg/aであり、潤土直播後に比べて33%増収する。
    また、籾がら補助暗渠区の良品収量は55kg/aであり、無施工区に比べて2倍程度増収する
    (図3)。
成果の活用面・留意点
  1. 折衷直播栽培には、すき床の土性がCL、LiC、HCで、透水係数が
    1×10-5cm/sec未満の圃場が適する。
  2. 水稲直播後圃場には暗渠と一部明渠、
    籾がら補助暗渠園場には弾丸暗渠が施工されている。このように、
    畑に転換する園場は、暗渠や周辺明渠などの整備維持に十分配慮する。
  3. 土壌の畑地化を効率的に促進させるには、
    小区画の分散転作よりも集団転作による用排水管理が有効である。
  4. 折衷直播栽培や籾がら補助暗渠は、経営形態や規模に応じて使い分ける。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010021830
カテゴリ えだまめ 乾燥 経営管理 直播栽培 水田 水稲 排水性 水管理

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