クロルピクリンくん蒸剤の土壌処理によるにんにくのイモグサレンセンチュウ防除

タイトル クロルピクリンくん蒸剤の土壌処理によるにんにくのイモグサレンセンチュウ防除
担当機関 青森県畑作園芸試験場
研究課題名
研究期間 1995~1997
研究担当者
発行年度 1997
要約 クロルピクリンくん蒸剤は下層土にまで生息するイモグサレンセンチュウを防除することができ、収穫後におけるにんにくりん球の被害防止に有効である。
背景・ねらい 現在、イモグサレセンチュウの土壌消毒剤としてダゾメット剤を指導しているが、
耕起されない下層土に生息する本線虫には殺線虫効果がなく、
充分な防除効果が得られない場合がある。そこで本線虫を効率的に防除するため、
他剤に比較してガス成分の比重が重いクロルピクリンくん蒸剤を検討した。
成果の内容・特徴
  1. クロルピクリンくん蒸剤の30リットル/10a土壌かん注・10~14日間被覆処理は、
    下層土(約40cm)までの殺線虫が可能である(表1)。
  2. 収穫時においては深さ40cmまでの土壌中から
    イモグサレセンチュウは検出されないが、
    根部にはわずかながら本線虫の寄生が認められる
    (表1)。
  3. 収穫乾燥後の被害りん球率は明らかに少なく、被害防止効果が高い
    (表2)。
  4. 本剤による効果は処理当年のみで、次作への持続効果は期待できない
    (表3)。
成果の活用面・留意点
  1. 土壌消毒だけでは被害を防止できないので、以下の対策を必ず実施する。
    1. 種子消毒(ベンレートT水和剤20の1.0%湿粉衣)して植付ける。
    2. 盤茎部内への線虫の侵入を防止するため、早めに収穫する。
    3. 収穫物は速やかに根を切除して強制乾燥する。
  2. 被害が認められない場合でも
    休止型線虫がりん球内に寄生している危険性があるので、
    生産りん球を種球には使用しない。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010021674
カテゴリ 乾燥 種子消毒 土壌消毒 土壌処理 にんにく 防除

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