ハウスキュウリの遅出し作型における不耕起栽培法

タイトル ハウスキュウリの遅出し作型における不耕起栽培法
担当機関 岩手県農業研究センター
研究課題名
研究期間 1996~1997
研究担当者
発行年度 1997
要約 ハウスキュウリの早出し・遅出し連続栽培において、前作の早出し栽培終了後、茎葉のみを片づけ、不耕起でセル成型苗を早期に直接定植する事により、慣行栽培を上回る収量を確保できる。
背景・ねらい 夏秋キュウリは収穫・栽培管理に多くの労力を要することから、
栽培農家1戸当たりの規模拡大が進んでいない現状にある。
これまで、この対策の有力な方法として、
ハウス・露地栽培を含む各作型を組み合わせた省力的な短期連続栽培法を組み立て、
5月から11月までの定量継続出荷を可能にしたところである。
今回、その体型化技術の一環として、露地作型の収穫最盛期に行われる、
ハウス早出し作型の跡地整理とハウス遅出し作型の植付準備を大幅に省力化できる、
2作目の不耕起栽培法を検討した。
成果の内容・特徴
  1. 7月上中旬に収穫を終える早出しキュウリの後片づけとしては、
    茎を地際から切断して、地上部をハウス外へ持ち出す。
    また、引き続き定植する遅出しキュウリのための新たな圃場準備は必要ない。
  2. 遅出し作型の定植位置は前作の株跡の間とし、
    継続使用のポリマルチに穴を開けて定植する。
  3. 使用する苗は、大量生産が可能で植付けも容易なセル苗(72セル程度)とする。
    また、播種期はこれまでの慣行ポケット苗と同じ7月始めとして、
    播種後15日程度の若苗を植付ける。このことにより、
    露地作型の収穫量が減少する9月上旬からの本格収穫開始となり、収量も安定する。
  4. 前作の早出し作型の肥培管理は慣行どおりに行い、
    遅出し作型は定植活着後の液肥だけで対応できる。
表1 ハウス遅出し作型の収量・品質
表2 ハウス遅出し作型の時期別商品果収量
成果の活用面・留意点
  1. 高温期の定植であることから苗の老化に注意し、
    定植後はしおれやすく生育が不揃いとなる傾向なので、
    活着するまで株元潅水を十分に行う。
  2. ハウスでの不耕起連続栽培なので、スリップス、ダニ等防除は特に徹底する。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010021645
カテゴリ 規模拡大 きゅうり 栽培技術 出荷調整 省力化 播種 肥培管理 不耕起栽培 防除

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