無側枝性ギクの機械・器具移植の育苗日数および作業性と品質・収量

タイトル 無側枝性ギクの機械・器具移植の育苗日数および作業性と品質・収量
担当機関 山形県立園芸試験場
研究課題名
研究期間 1996~1996
研究担当者
発行年度 1996
要約 キクの移植機械・器具の育苗専用容器の育苗日数は15~20日である。移植機器の作業速度は、慣行手植えの約6~10倍で、移植精度も高く、その後の生育、切り花品質、収量も慣行手植えと同等程度で問題ない。
背景・ねらい 無側枝性ギクは、摘芽・摘蕾に要する労働時間を大幅に短縮できる系統であり、また、
無摘心、半高うね無培土・全量基肥栽培及び機械・器具移植と併せることにより
さらに省力化が可能と考えられる。
そこで、機械・器具移植による省力栽培体系について検討し、
産地の規模の拡大、経営基盤強化を支援する。
成果の内容・特徴
  1. 機械・器具移植に適応する育苗容器の育苗日数は、
    根鉢形成程度及び切花長、切花重、茎径のバランスの面から次のとおりである
    (表1)。
      「Y社トレー」(摘心体系) :  20日間、展葉数4枚程度
      「M社ポット」(無摘心体系) :15~20日間、展葉数4枚程度
      「N社チェーンポット」 (無摘心体系) :15~20日間、展葉数4枚程度
  2. 移植機器の移植精度は、砕土率43%程度でも問題なく、作業速度は慣行手植えと比べて、
    M社VP-245、山形農試開発機が約10倍、N社HP-6が約8倍、Y社SP1が約6倍であり、
    切り花品質、収量も同等程度であり、省力栽培体系における移植機器の実用性は高い
    (表2、表3)。
    適応機種・育苗容器と栽培体系は次のとおりである。
      摘 心・半高うね無培土・全量基肥体系 : Y社SP1(Y社トレー)
      無摘心・半高うね無培土・全量基肥体系 : M社VP-245(M社ポット)
    〃 : 山形農試開発機(N社チェーンポット)
    〃 : N社HP-6(N社チェーンポット)
成果の活用面・留意点
  1. 育苗日数は草勢(品種特性)の強さで加減する必要がある。
  2. Y社SP1根鉢形成が不良の場合、確実な給苗ができずころび苗が多くなる。
  3. M社VP-245は車体重量が重いため、
    ベット幅60cm・半高うね条件では直進走行が困難である。
  4. 移植機器の種類により栽植様式が制限される。
  5. 砕土率は70%以上であれば初期生育が良好である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010021519
カテゴリ 育苗 きく 経営管理 栽培体系 省力化 省力作業 品種

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