無代かき作溝直播における施肥窒素の利用率と肥効調節型肥料の利用

タイトル 無代かき作溝直播における施肥窒素の利用率と肥効調節型肥料の利用
担当機関 山形県立農業試験場
研究課題名
研究期間 1996~1998
研究担当者
発行年度 1996
要約 水稲無代かき作溝直播栽培において、施肥窒素の利用率は肥効調節型肥料の利用により高まる。溝施肥により生育初期の施肥利用率が高まり、全層施肥に比べて初期生育が向上する。
背景・ねらい 本県の気象、栽培条件により適合した直播方式の一つとして
無代かき作溝直播栽培法の確立を目指している。
そこで、同直播法での施肥窒素の利用率を明らかにするとともに、
肥効調節型肥料を利用した全層施肥法、溝施肥法を検討する。
成果の内容・特徴
  1. 無代かき作溝直播における速効性肥料の窒素利用率は、基肥が18~29%であり、
    日減水深により異なる。分げつ期追肥、穂肥の施肥窒素利用率は各11%、50%であり、
    穂肥は湛水直播や移植の場合の値を若干上回る。
    (表1)
  2. 肥効調節型肥料利用により施肥窒素の利用率は高まり、
    被覆尿素(LP100)を全層基肥した場合の値は51~53%である。
    施肥位置を播種溝に変えた場合は51~59%の値となり、
    特に生育初期の施肥窒素の利用率が高まる。
    (表2)
  3. 肥効調節型肥料の施肥位置による施肥窒素利用率の違いにより、初期生育が異なる。
    (表3)
成果の活用面・留意点
  1. 減水深の値によりさらに利用率が変動する可能性がある。
  2. 肥効調節型肥料を全層に全量基肥する場合は、
    速効性肥料との組合せで初期生育の改善が図られるが、
    施肥窒素総量の利用率は低下する。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010021437
カテゴリ 栽培条件 直播栽培 水稲 施肥 播種

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