リンゴ黒星病防除における感染予察機(METOS-D)の活用法

タイトル リンゴ黒星病防除における感染予察機(METOS-D)の活用法
担当機関 青森県りんご試験場
研究課題名
研究期間 1995~1995
研究担当者
発行年度 1995
要約 感染予察機(METOS-D)はリンゴ黒星病の感染予測精度が高く、感染時期を把握するために有効である。その情報に基づいて薬剤を選択することにより、本病の効率的防除が可能である。
背景・ねらい リンゴ黒星病はリンゴの重要病害であり、その防除は4月中旬から8月下旬までの長期間に及ぶ。平成5年には青森県全域で本病が多発し、大きな被害を受けた。また近年、防除回数の削減が消費者のみならず生産者からも強く要望されている。そこで、防除効果を低減させることなく防除回数を削減すること、効率的な防除を行うことを目的とし、黒星病重点防除時期におけるMETOS-Dの活用について検討した。
成果の内容・特徴
  1. METOS-Dは感染予測精度が高い(図1)。
  2. METOS-Dにより、EBI剤の効果的な利用ができ、防除効果が高くなる(表1、2)。
  3. 開花直前の散布予定日の5日前から、METOS-Dの警報が出ていない場合は、開花直前のEBI単剤の代わりにジラム・チウラム剤600倍またはマンゼブ水和剤600倍を散布できる。ただしその場合はうどんこ病及びモニリア病防除剤を加用する。
  4. 落花直後及び落花15日後の散布予定日の5日前から、METOS-Dの警報が出ていない場合は、EBI混合剤の散布を繰り延べることができる。ただし、その後警報が出たら直ちに散布する。
*参考:EBI剤は、本病の葉上感染に対して5日程度、果実感染に対して3日程度の治療的効果(感染後、発病前の散布で発病を抑制する効果)を有することが既に明らかとなっている。
成果の活用面・留意点
  1. 平成8年度からアップルネット(青森県農林部のパソコンネットワーク)にMETOS-Dの情報を提供する。
  2. 開花前に好天が続いた場合はEBI剤以外の殺菌剤を使用し、EBI剤の散布回数はなるべく最小限に抑える。
  3. METOS-Dの設置点と比べて気象条件が大きく異なる地域や、粗放園が隣接している園地ではMETOSーDの情報を利用しない。
  4. 他の病害虫防除に十分留意する。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010021302
カテゴリ うどんこ病 黒星病 病害虫防除 防除 薬剤 りんご

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