青森県内で発生するニンニクモザイク病の病原ウイルス

タイトル 青森県内で発生するニンニクモザイク病の病原ウイルス
担当機関 青森県グリーンバイオセンター
研究課題名
研究期間 1994~1996
研究担当者
発行年度 1994
要約 青森県内で発生するニンニクモザイク病はニンニクモザイクウイルス(GMV)ではなく、アブラムシ伝染するリーキイエローストライプウイルス(LYSV)とチューリップサビダニで伝染する未記載のニンニクダニ伝染モザイクウイルス(GMbMV)である。
背景・ねらい 青森県内のにんにくの多くがニンニクモザイク病に感染している。これまで本病の
病原ウイルスとしてニンニクモザイクウイルス(GMV)が報告されているが、その実体
については不明な点が多かった。そこで、本病の病原ウイルスを分離し、再同定した。
成果の内容・特徴
  1. ニンニクモザイク病の病原ウイルスは以下の2種類である
    (表1)。
  2. AウイルスはChenopodium muraleやせんにちこうに局部病斑を生じ、にんにく
    ではモザイク症状をあらわす。ウイルス粒子は屈曲性に富み
    (図1左)、抗血清反応から未記載のGMbMVである。
    媒介者はチューリップサビダニである。病葉を0.5Mホウ酸緩衝液(pH8.5)で磨砕後、
    PEG処理、分画遠心、塩化セシウム平衡密度勾配遠心またはショ糖密度勾配遠心
    によってウイルスを純化し、抗血清を作成した。
  3. BウイルスはChenopodium amaranticolor, C. murale, C.quinoaに局部病斑
    を生じ、にんにくではモザイクまたは条斑モザイクをあらわす。ウイルス粒子はやや
    直線的なひも状粒子(図1右)で、抗血清反応から
    LYSVである。媒介者はアブラムシである。
  4. 青森県内のにんにくの多くはLYSV及びGMbMVに単独または重複感染している
    (表2)。
成果の活用面・留意点
  1. GMbMV抗血清の利用により、本ウイルス病の診断やウイルスフリー株作出における
    ウイルス検定が可能となる。
  2. LYSV及びGMbMV両ウイルスによるニンニクモザイク病は感染から発病まで数ヶ月を
    要し、また病徴による診断は困難である。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010021248
カテゴリ せんにちこう チューリップ にんにく モザイク症

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