日本ナシ「新星」の長期貯蔵による消費拡大

タイトル 日本ナシ「新星」の長期貯蔵による消費拡大
担当機関 秋田県果樹試験場
研究課題名
研究期間 1994~1994
研究担当者
発行年度 1994
要約 日本ナシ「新星」は貯蔵性が高く、適熟果を収穫して直ちに0度C、RH90%以上の冷蔵庫で貯蔵することで、正月から3月頃までの出荷に向けての果実の商品性と貯蔵法の実用性が確認された。
背景・ねらい 日本ナシは日持ち性の短い果実であるが、勝れた品質の「新星」は他の品種に比べて
特に貯蔵性が高いので、さわやかな果汁をセールスポイントにクリスマス~
正月~春季、果実の端境期における需要を期待して、貯蔵の実用性を検討した。
なお、「新星」は、本県では10月中旬の成熟となり甘酸適和で食味良好、
豊産性で比較的栽培し易く、「長十郎」に代わる品種として増殖が進んでいる。
成果の内容・特徴
  1. 貯蔵条件:貯蔵温度0±1度C、相対湿度90%以上の冷蔵庫に、収穫後、
    箱詰めした果実を直ちに入庫し、収穫時期及び被袋の有無、
    果実の大きさの違いと貯蔵性を検討した。
  2. 収穫時期:収穫時期が遅い場合、貯蔵期間が長くなると鮮度低下や年によっては
    障害の発生が見られた。また、日本ナシは貯蔵中の糖度や酸の変化は小さいので、
    貯蔵用果実の収穫時期は適熟期が良いと見られた
    (表1)。
  3. 被袋の有無:有袋果は無袋果に比べてやけ病や果実腐敗の発生がやや多い傾向が
    見られた
    (表2)。
  4. 果実の大小:大玉果は小玉果に比べて、貯蔵期間が長くなるとやけ病など
    障害の発生が多く見られた
    (表3)。
  5. 貯蔵期間:大玉果を除いた適熟果では3月までの約5ヶ月間の貯蔵が
    可能と見られた。
成果の活用面・留意点
  1. クリスマスから正月頃までの貯蔵は十分に可能であるが、
    3月頃までの貯蔵は年によってやけ病などが発生するので留意する。
  2. 貯蔵果実は、食味の良い適熟果として、大玉果の長期貯蔵は避ける。
  3. 新星は輪紋病に対して罹病性が高いので、生育期の防除を徹底する。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010021186
カテゴリ くり 出荷調整 消費拡大 長期保存・貯蔵 日本なし 品種 防除 良食味

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