寒冷地における高収益野菜の短期輪作体系とその経済性

タイトル 寒冷地における高収益野菜の短期輪作体系とその経済性
担当機関 青森県農業試験場
研究課題名
研究期間 1993~1993
研究担当者
発行年度 1993
要約 寒冷地の輪換畑において、気象条件に適応した夏秋どり野菜の導入による短期輪作体系を組み立てて、土地の集約的利用と労働力の周年利用により所得の向上が図られる。
背景・ねらい 中山間地域では、立地条件等の制約から規模拡大が困難であり、また、
稲作の生産性向上にも限界があるので、
輪換畑で高収益・集約型作物である夏秋どり野菜を導入した短期輪作体系を
組み立てることにより、土地の集約的利用と労働力の周年利用をして
農業所得の向上を図る。
成果の内容・特徴
  1. 野菜の輪作体系として、
    越冬作物で輪換畑に適応する高収益野菜のニンニクを基幹作目とし、
    その前後作に寒冷地に適した野菜を組み合わせた4つの作付方式、
    トマト・ホウレンソウ体系(方式I)、ホウレンソウ・サヤエンドウ体系(方式II)、
    メロン・ブロッコリー体系(方式III)、ソラマメ・レタス体系(方式IV)を設定し、
    収益性を算出している。(
    表1、
    表2、
    表3)
  2. 方式別の収益性を比較すると、10a当たり所得及び労働1時間当たり
    所得とも方式Iが最も高く、以下、方式II、方式III、方式IVの順であった。
    (表4)
  3. 10a当たりの所要労働時間は方式Iが最も多く、以下、方式II、方式III、
    方式IVの順であるが、方式I及び方式IIは方式III及び方式IVの約2倍であった。
    (表4)
  4. 野菜の輪作方式を毎年、継続的に導入していくものとすると、
    ニンニク及び前後の作目の労働力が競合する時期があるので、
    労働力に競合があっても高収益を期待する場合には方式Iまたは方式IIを、
    競合を避けたい場合には方式IIIまたは方式IVを選択する。
    (図1)
成果の活用面・留意点
  1. 北東北地域の転作営農展開において農業所得の向上をねらいとした
    高収益野菜の輪作体系として活用できる。
  2. 労働力の保有状況等に応して各方式の組合せや、
    ニンニクの前後作目の作付規模を変
    えることも考えられる。
  3. 輪換田の初年目には基肥窒素の施肥量を通常の1/3程度減量する。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010021043
カテゴリ 規模拡大 さやえんどう 施肥 そらまめ 中山間地域 トマト にんにく ブロッコリー ほうれんそう メロン 輪作 輪作体系 レタス

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