ネギのペーパーポット育苗による作期拡大と省力化

タイトル ネギのペーパーポット育苗による作期拡大と省力化
担当機関 福島県農業試験場
研究課題名
研究期間 1993~1994
研究担当者
発行年度 1993
要約 ネギの育苗にペーパーポットを使用することで、収穫期および播種期の幅が広がる。また、定植作業時間も短縮され、省力化が図られる。
背景・ねらい ネギ栽培は、育苗期間が長く除草の作業等、苗床管理が容易ではない。また、
栽植本数も多く、定植時の労働負担も大きい。そこで、
育苗管理および定植作業の軽減をはかるため、
育苗にペーパーポットを利用した場合の播種期ごとの収穫時期、
収量性等を検討する。
成果の内容・特徴
  1. 播種から定植までの10a当たりの作業時間は、普通育苗の112.7時間に比べ
    ペーパーポット育苗では71.8時間となり、40%近く短縮が可能である
    (表1)。
  2. ‘東京夏黒2号’を用い12月から1月に播種した場合、
    8月下旬から収穫が可能である。また、3、4月に播種した場合、
    11月下旬から秋冬ネギ並みの300kg/aの収量が得られる
    (表3)。
  3. ‘東京冬黒’を用い5月に播種した場合、
    12月中旬から300kg/a近くの収量が得られ、
    翌年の4月下旬には10%程度の抽台株を生じるが、
    400kg/a以上の規格内収量が得られる
    (表3)。
  4. 8月播種の収量は、‘東京冬黒’、‘長悦’
    とも翌年の7月にa当たり150kg以上となリ
    (表3)、
    抽台のため品薄になる時期の出荷が可能である。
    表2 収穫時生育状況
成果の活用面・留意点
  1. 普通育苗より播種期の幅が広がるので、
    7月中旬~8月下旬収穫の作型も可能である。
  2. 軟白長が短い傾向があるので、培土をていねいに行い、
    軟白長の確保につとめる。
  3. 初期生育が緩慢なため、雑草、虫害などにより生育が抑制されたり、
    欠株になりやすいので、定植から最初の培土までの管理を徹底する。
  4. 育苗時にペーパーポット、コーティング種子などの資材を使用するため、
    10a当たリ4~5万円程度の費用がかかる。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010021013
カテゴリ 育苗 栽培技術 雑草 出荷調整 省力化 除草 ねぎ 播種

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