リンゴ園におけるマルハナバチの授粉効果

タイトル リンゴ園におけるマルハナバチの授粉効果
担当機関 宮城県園芸試験場
研究課題名
研究期間 1993~1995
研究担当者
発行年度 1993
要約 マルハナバチはリンゴの訪花昆虫として使用でき、ミツバチより安全に、マメコバチより巣の管理が容易に行える。授粉可能面積は、巣箱1箱で半径40m、ほぼ50a程度可能である。
背景・ねらい リンゴの授粉用昆虫として、ミツバチやマメコバチが広く利用されているが、ミツバチ
は低温での活動が鈍い、風の影響を受けやすい、人に危害を加える可能性があるなどの
問題を抱える。マメコバチは、巣の増殖、維持管理が煩雑などの欠点がある。そこで、
オランダから、導入されたマルハナバチのリンゴヘの授粉効果の確認を行った。
成果の内容・特徴
  1. 「ふじ」、「王林」、「千秋」の混植園に設置した巣箱から20mの距離までは、中心果
    の結実率は90%前後と高く、マルハナバチの授粉効果は高い
    (表1)。
  2. 巣箱からの距離が50mまで離れても、中心果の結実率は70%以上ある。巣箱から遠くなる
    につれ、結実率が低くなる傾向が認められる(表1)。
  3. 南北方向と東西方向の結実率の変化はほぼ同じ傾向である
    (表2)。
  4. マルハナバチによる授粉可能面積は、結実率70%以上を目安とすると半径40m程度
    (約50a)は見込める。
  5. 設置期間が長く、活動中に有力な花粉源があるほど、1箱当たりのマルハナバチの
    活動数は多い(表3)。
成果の活用面・留意点 巣箱1箱の単価が高いので、モモ、ナシ、リンゴと使用場面を移しながらの利用や
野菜ハウス内での組合せ利用など、有効利用を図る。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010020990
カテゴリ マルハナバチ ミツバチ もも りんご

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