タイトル | 水稲の耐冷性集積による高度耐冷性系統の育種法 |
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担当機関 | 宮城県古川農業試験場 |
研究課題名 | |
研究期間 | 1981~1993 |
研究担当者 | |
発行年度 | 1993 |
要約 | 水稲の国内遺伝資源の耐冷性集積の手法により、従来の極強を超す高度耐冷性系統の育成が可能である。集積した高度耐冷性は交配母本として実用品種の育種に利用できる。これら高度耐冷性の集積により耐冷性はさらに強化できる可能性がある。 |
背景・ねらい | 東北地方の稲作は昭和55年以降障害型冷害が度重なり大きな被害を受けてきた。これらの 冷害を克服するためには水稲品種の耐冷性を大幅に強化する必要がある。耐冷性品種の 育種は品質・食味など実用形質を低下させずに効率よく進める必要がある。このような 考え方から国内遺伝資源の耐冷性を集積する手法により、耐冷性は従来の極強品種を 超えて飛躍的に向上育成できる可能性を明らかにした(昭和62年度研究成果情報)。 その後、この方法により高度耐冷性品種の育種を実施してきた。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | 以上の成果は水温18.5度C、水深25cmの恒温深水法による選抜で得られたものである。 耐冷性を集積したり、集積した耐冷性を育種に利用する場合は、水温の制御や水深などに 十分留意する必要がある。 |
URL | http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010020881 |
カテゴリ | 育種 遺伝資源 水稲 凍害 品種 良食味 |
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