歩行型密植桑園用条桑刈取機(JK-1)の開発

タイトル 歩行型密植桑園用条桑刈取機(JK-1)の開発
担当機関 岩手県蚕業試験場
研究課題名
研究期間 1992~1993
研究担当者 及川直人
宍戸 貢
藤沢 巧
発行年度 1992
要約 豆刈機を基に開発した密植桑園用条桑刈取機(JK-1)は、刈高40cmまでの収穫が可能で、刈残し枝条が少なく、切断面および収穫枝条の損傷が少ないなどの特徴があり、一人作業で、バインダ型桑収穫機と同等の収穫作業能率が得られる。
背景・ねらい 低コスト養蚕構築の柱として早期多収と収穫の機械化が容易な密植桑園の導入が推進
されている。しかし、これまで導入されていたバインダー型桑収穫機の入手が困難に
なり、代替機の必要が生じている。
そこで、県経済連が事業主体になり当場と県内機械メーカーが共同で、バインダ型桑
収穫機に代わる安価な収穫機として、跨畦式歩行型1条刈りビーンハーベスタ
(W社製豆刈機M1-G)をベースに密植桑園用条桑刈取機を開発した。
成果の内容・特徴 密植桑園用条桑刈取機(JK-1)の特徴は次のとおりである。
主な改良内容と改良効果
図1
  1. 春期発芽前の古条基部伐採から晩秋期の中間伐採までの収穫作業が可能である。
  2. 作業精度(刈残しや枝条損傷が少ないなど)が高く、一人作業が可能である。
  3. 結束装置は装備していないが、1束分(約10kg)の集桑が可能である。
  4. 傾斜地対応性は、10度程度までの山成密植桑園への導入が可能である。
  5. 価格は80万円程度で、豆刈り機能も併せ持つ。
  6. 本機の桑収穫作業能率は、10a当たり約2時間で伐採と結束が可能である。
    (表1)
成果の活用面・留意点
  1. 機体の長さが265cmあり、旋回のための枕地は4m以上を必要とする。
  2. 刈り高の限度が40cmであるため、翌年夏切りとなる先端伐採収穫はできない。
  3. 傾斜地圃場は山成り畦とし、畦間の凹凸を無くし走行の安定と作業の効率化を図る。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010020871
カテゴリ カイコ 機械化 傾斜地 収穫機 低コスト

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