しどけ(もみじがさ)の根株養成技術と作期拡大

タイトル しどけ(もみじがさ)の根株養成技術と作期拡大
担当機関 岩手園試高冷地開発センター
研究課題名
研究期間 1991~1992
研究担当者 吉田 一衛
高橋 康利
四戸 秀一郎
菅野 清司
発行年度 1992
要約 根株養成期の黒マルチ利用と遮光で、根株の充実、安定確保が図られ、高冷地養成株利用促進栽培、長期株冷蔵栽培技術の導入により、作期拡大ができる。
背景・ねらい しどけは中山間地域における貴重な宿根野菜のひとつであるが、根株生産の安定化が
課題である。一方、有利栽培のための1月~2月の生産拡大や不時栽培技術の開発が
求められている。
そこで、根株養成技術と高冷地養成株利用促進栽培・長期株冷蔵による不時栽培に
ついて検討した。
成果の内容・特徴 (1) 根株養成技術
  1. 定植初年目は、黒マルチ利用とする。黒マルチ利用は雑草の発生を抑制し、根株の生育も
    良好である。(表1)
  2. 根株養成期間の遮光率は、1年目、2年目とも4月~9月までは60%遮光が良い。
    (表2)
(2)作期拡大
  1. 1月~2月出荷の促成栽培
      ア) 高冷地(標高 500~600m)での養成根株の掘り上げ時期は10月5日~25日が適し、
      平地養成株より1ヶ月早く促成栽培でき、1月下旬から収穫可能である。
      (表3)
      イ) 促成温度は15度Cとする。
  2. 長期株冷蔵による不時栽培
      ア) 2ヶ年間の根株養成後、根株を掘り上げ、洗浄後、低温冷蔵(水分60%程度のオガクズ中、
      0度Cプラスマイナス1度C)した場合、11ヶ月程度の貯蔵が可能である。
      (表4)
      イ) 根株の伏せ込みは、35日程度の低温冷蔵後はいつでも可能であるが、10月以降で
      品質が良く、単価も高いことから有利栽培となる。
成果の活用面・留意点
  1. 促成栽培、長期株冷蔵栽培とも、播種は3月中旬~4月上旬までに行う。
  2. 根株の掘り上げは、みつば堀取り機(振動型フォーク長25cm改良)の利用で省力化を
    図る。
  3. 平地養成株との組み合わせで、しどけの長期継続出荷による有利販売・産地力強化を
    図る。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010020827
カテゴリ 栽培技術 雑草 出荷調整 省力化 生産拡大 中山間地域 播種 みつば

この記事は