アカモクの適正漁獲手法と増殖手法の開発

タイトル アカモクの適正漁獲手法と増殖手法の開発
担当機関 福岡県水産海洋技術センター
研究課題名
研究期間 2005~2007
研究担当者 後川龍男
秋本恒基
深川敦平
発行年度 2008
背景・ねらい
福岡県水産海洋技術センターでは、未利用資源であるアカモクが粘りのある独特の食感を有することと機能性食品素材であるフコイダンを含有することに着目し、加工品としての利用を指導・推進した。その結果大量のアカモクが漁獲され、加工品として利用されるようになった。  そこで、アカモク資源が安定的に持続して利用されるように、アカモクの成熟生態に基づく適正な漁獲方法と増殖手法について検討した。
成果の内容・特徴 (1)成熟生態と適正漁獲方法
 アカモクには、深場に生息し葉長が10m程度に成長する早期成熟群と、浅場で葉長が2m程度の晩期成熟群があることが明らかになった(図1)。早期成熟群、晩期成熟群の順に漁獲することにより、粘りを有して製品となり得る成熟したアカモクを3ヵ月間に渡って漁獲できることが判った。  生殖器床はアカモク葉長の先端から4分の3で95%以上を占めており、基部には殆どなかった(図2、3)。再生産を確保して資源への影響を軽減するには、藻体の基部から葉長の6割を残し,先端部の4割を採取すれば良いと考えられた。

(2)増殖手法
 アカモクの幼芽は粘着性が強く、拡散範囲が母藻周辺に限られているため、分布域では優先種となりやすい反面、生息域が広がりにくい種である。そのため、母藻投入(スポアバッグ)による増殖試験を実施した結果、アカモクの生息が見られなかった海域で生息が確認され、増殖手法として有効であることが明らかになった(写真1、表1)。
成果の活用面・留意点  
アカモク資源を安定して持続的に漁獲していくためには、適期に適正量採取することが重要であり、資源状況を調査しながら安定生産できるように調査・指導を実施する。

URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010020691
カテゴリ 加工 機能性食品 未利用資源

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