養殖用トリガイ新品種の作出方法の開発

タイトル 養殖用トリガイ新品種の作出方法の開発
担当機関 京都府立海洋センター
研究課題名
研究期間
研究担当者 岡部 三雄 京都府立海洋センター 海洋生物部
田中 雅幸
藤原 正夢
発行年度 2004
背景・ねらい 京都府において養殖されたトリガイは「丹後とり貝」というブランド名を付て、大中小の銘柄別に出荷されている。近年の銘柄別出荷割合を見ると、単価の安い小・中型貝の割合が生産貝の2/3ほどを占め、大型貝は1/3ほどである。なお、コンテナ当たりの生産可能個数は一定であるので、大型貝の生産割合を高めれば収益性が上がる。さらに、高品質の大型貝への消費者ニーズも高いことから、より高品質の大型貝の割合を高め、多くの大型貝を生産することを求められている。そこで、成長が早く生き残りの良い等の優良品種の開発に取り組む。
成果の内容・特徴
  1. まず自家受精や兄妹交配を繰り返し行って、成長の良好な形質を持つ血縁関係の少ない複数系統を選抜した。
  2. 次に選抜系統の殻色黄色系統を雌親に、通常色系統を雄親に用いて交配してF1交配系統を作出した。
  3. 交配が成功したかどうかの確認は、劣性の遺伝形質である殻色黄色形質を利用して行った。
  4. 作出したF1交配系統は、雑種強勢により両親の系統よりも成長が非常に良好であった。
  5. 本方法により、養殖用トリガイの品種改良が可能であることが明らかになった。
成果の活用面・留意点
  1. 当面は今回の交配系統を用いた養殖の普及を進めるとともに、今後は当手法を用いてより成長が早く生き残りの良い等の優良品種を早期に確立することが必要である。
  2. 優良品種を養殖に用いることで、単価の高い大型トリガイの収穫割合を高め、トリガイ養殖の収益性を高めることができる。
URL http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010020030
カテゴリ 出荷調整 新品種 品種 品種改良

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