タイトル | 九州南方〜台湾東方海域における中規模の海洋構造 |
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担当機関 | 西海区水産研究所 |
研究課題名 | |
研究期間 | 1993~1999 |
研究担当者 |
森永健司 中川倫寿 |
発行年度 | 1997 |
要約 | クロマグロの産卵場である琉球列島周辺海域において、西海水研所属の陽光丸(499トン)、係留系、定期フェリーボート等を用いて調査を行い、同海域における中規模の海洋構造を明らかにした。 |
背景・ねらい | 台湾東方から九州南方海域の海洋構造の変動は、近年社会的関心が高いマグロ類等の外洋性魚類の卵・稚仔魚の輸送に大きな影響を及ぼす。一方、本州南岸における黒潮大蛇行の前駆的現象も九州南方海域で生じると考えられている。しかし、この海域は本州南岸に比べて観測網が粗く、変動の実態は不明である。そこで、フェリーボートとGPS(汎地球測位システム)及びADCPを利用した海流モニタリングシステムの導入や漂流ブイ、係留系、調査船等を用いての多面的な調査を基に、黒潮源流域における海況の短期変動の実態を明らかにする。 |
成果の内容・特徴 |
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成果の活用面・留意点 | クロマグロ等外洋性魚類の資源管理のための基礎資料: 卵・稚仔の輸送拡散に関わる流動環境を把握し、初期減耗との関連を解明する。 黒潮の離接岸変動予測のための基礎資料: 黒潮源流域における黒潮流軸位置と中層水の東シナ海への流入量をモニターし、九州南方~本州南方海域の黒潮変動予測のための基礎資料とする。 |
URL | http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/3010019567 |
カテゴリ | GPS モニタリング 輸送 |
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